
デザイン思考 成功と失敗の分かれ目
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- 第12回
- 2021.07.19
三井物産グループMoon “つなぐ”から“つくる”で新ビジネス デザイン思考を導入してきた企業の現場で、期待と現実、乗り越えた壁、実感できた効果などを担当者に聞き、導入と成功のヒントを読み取ってきたインタビューシリーズの最終回。今回は三井物産のベンチャースタジオ、Moon Creative Lab (ムーンクリエイティブラボ、米カリフォルニア州パロアルト/東京・港)の立ち上げと活動について、Moonのマイク・ペン氏、石山 翼氏、そしてサポートしてきたIDEO Tokyoの野々村健一氏に聞いた。 -
- 第11回
- 2021.05.13
ヤマハ発動機 デザイン経営で拡張するデザイン部門の役割 デザインに定評があるヤマハ発動機が、社内デザイン部門を立ち上げたのは2012年。その中にあるフロンティアデザイングループは、ある意味「モノをデザインしないデザイン部門」。社内のビジョン共有やモチベーション向上、組織の壁を越えたつなぎ役としての活動が中心だ。こうした組織がなぜ必要になったのか。ヤマハ発動機の田中聡一郎氏と、同社のデザイン思考を活用した取り組みを支援してきたIDEOの田仲薫氏に聞いた。 -
- 第10回
- 2020.12.17
ハウス食品がなぜ絵本? アイデアより大事な機会領域のつくり方 絵本のページをめくるとカレーのレシピ、付録には本物のスパイス……。食育体験ができるスパイス付き絵本『レッツ・ゴー☆バターチキンカレー』は、ハウス食品がIDEOと共に取り組んだプロジェクトから生まれた成果の、1つの姿だ。同社ではデザイン思考を取り入れたこのプロジェクトによって、企画開発の進め方や社内の仕組みにも変化が現れてきたという。 -
- 第9回
- 2020.07.07
100年企業がデザイン思考で改革へ IT企業が食分野に進出する理由 日本事務器(NJC、東京・渋谷)は大正13(1924)年創業。長年にわたり、ITを通して顧客の経営課題を解決するコンサルティング、システムの企画・開発・運用・保守までトータルサポートをしてきた。そのNJCがデザイン思考を取り入れて、変わろうとしている。既存の事業領域とはかけ離れた「食」分野へ進出する理由とは。 -
- 第8回
- 2020.05.13
リモートワークこそ、新しい働き方をプロトタイプする好機である デザイン思考の成功と失敗の分かれ目を、IDEO Tokyoが解説する本連載。今回は特別編として、IDEO自身が実践しているリモートワークのコツを聞いた。新型コロナウイルスの感染拡大に対応して広がるリモートワークだが、働き方を見直し、チームのクリエイティビティーを高めるきっかけになるかもしれない。 -
- 第7回
- 2020.03.24
IDEO×JAXAが描く未来の空(2) チームを勇気づけた上司の言葉 デザイン思考の成功と失敗の分かれ目についてIDEO Tokyoに聞き、組織内でぶつかりがちな壁が見えてきた。前回に続き、具体的なプロジェクトとして、JAXAとIDEOが“人々の体験”に焦点を当てて共創した未来の空のシナリオ「Future Blue Sky」を取り上げる。最初の成果を組織に広げるフェーズで苦心している真っ最中だ。 -
- 第6回
- 2020.03.23
IDEO×JAXAが描く未来の空(1) 正解は自分の「内」にある デザイン思考の成功と失敗の分かれ目についてIDEO Tokyoに聞き、組織内でぶつかりがちな壁が見えてきた。今回は具体的なプロジェクトに取り組んだ例として、JAXAとIDEOが“人々の体験”に焦点を当てて共創した未来の空のシナリオ「Future Blue Sky」について聞いた。数々の壁を乗り越えられた理由とは? -
- 第5回
- 2020.01.24
IDEOに聞く デザイン思考の鍵は「遊び」を許す企業文化にあり デザイン思考を日本企業に導入し、活用していくなかでの典型的な「壁」が浮かび上がってきた。その1つは、「遊び」の要素を許容しにくいこと。発想を広げる「遊び」があってこそ、デザイン思考は効果を発揮する。この壁と克服法について、IDEO Tokyoのダヴィデ・アニェッリ氏と堤惠理氏に聞いた。 -
- 第4回
- 2019.12.24
IDEOに聞く デザイン思考の実践へ、6つの壁を乗り越えろ デザイン思考の発信元であるIDEOの日本拠点、IDEO Tokyoの立ち上げからデザイン思考の実践に取り組んできた、同社ビジネスデザイン&ディベロップメント担当シニアディレクターの野々村健一氏。日本企業がデザイン思考を実践しようとする際によくぶつかる壁と、その乗り越え方について聞いた。 -
- 第3回
- 2019.12.23
IDEOに聞く 日本には「変化のためのデザイン」が必要だ 日本でも言葉としてはすっかり浸透した「デザイン思考」だが、見えてきた課題もある。デザイン思考を世に広めたIDEOの日本拠点、IDEO Tokyoの立ち上げからデザイン思考の実践に取り組んできた、同社ビジネスデザイン&ディベロップメント担当シニアディレクターの野々村健一氏に聞いた。 -
- 第2回
- 2019.11.19
デザイン思考は「課題解決」の前に「課題発見」の手法である IDEOのトム・ケリー氏に、デザイン思考の現状と未来について聞いたインタビューの後編。「トヨタ生産方式」を例に挙げながら、組織の壁を越えてアイデアを流通させる仕組みと、常に課題を発見しようとセンサーを磨く意識の重要性を強調する。 -
- 第1回
- 2019.11.18
デザイン思考はツール 使いこなすのに時間がかかるのは当然だ IDEOのトム・ケリー氏は、創立者の一人である実兄デビッド・ケリー氏と共に実務に携わる傍ら、『発想する会社!』『クリエイティブ・マインドセット』などの著書でデザイン思考を紹介してきた。今やイノベーションへ向けた定番のアプローチとなったデザイン思考の現状と未来について聞いた。