※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成

日経トレンディが選んだ「2020年ヒット予測ランキング」5位は「SHIBUYA SKY(渋谷スクランブルスクエア)」。渋谷駅の真上に再開発の“本丸”がついに完成した。スクランブル交差点をどこよりも高くから眺められ、遠くは富士山まで見渡せる。究極の絶景が、渋谷を世界的な観光地へと押し上げる。

SHIBUYA SKYから眺めた光景(写真/小西範和)
SHIBUYA SKYから眺めた光景(写真/小西範和)

【5位】地上230mの天空芝生広場 SHIBUYA SKY(渋谷スクランブルスクエア)

360度のパノラマビューが、「世界の渋谷」へ押し上げる

 空が広い。あれだけ林立している高層ビルが、はるか下界に見える。東京・渋谷。2019年11月1日に誕生した展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」から眺めた景色は、未知なるダイナミズムに満ちていた――。

 東急、JR東日本、東京地下鉄が手を携え、渋谷駅の真上に同日開業した渋谷スクランブルスクエア東棟。その最上部、地上約230mからの絶景を切り開いたのが、渋谷スカイだ。約2500平方メートルに及ぶ超高層ビルの屋上(47階相当)に芝生を敷き、全面開放する国内では類例のない規模の試みで、ネオン街の喧騒が嘘のような静寂が広がる。遮る建物は何もない。東京タワーと東京スカイツリーが同じ方角に見える。晴れた日中は富士山まで見渡せる、360度のパノラマビューが大迫力で眼前に迫る。何よりも、都内を訪れる欧米客の6〜7割が足を運ぶ渋谷スクランブル交差点を、どこよりも高くから見下ろせる場所として、世界的なデスティネーションになり得る。

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