※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成

日経トレンディが選んだ「2020年ヒット予測ランキング」1位は「どこでも東京五輪&応援村」。説明不要のビッグイベント、オリンピックが東京のみならずが列島をのみ込む。フェス感覚で楽しめる“進化版パブリックビューイング”が各地に出現。東京は各国の「テーマパーク」で彩られ、“巨大万博会場”と化すと予測する。

【1位】特等席が全国に どこでも東京五輪&応援村

全国各地が“フェス会場”に、東京は“巨大万博会場”に変貌

 興奮と感動の体験が約束された1カ月間。いよいよ、東京五輪がやってくる。だが、チケットは狭き門。そもそも東京に行けない人もいるだろう。多くの人にとって、どこでどう五輪を楽しむのか、これが問題だ。

 1964年の東京五輪は、まだテレビのカラー放送が始まって間もない頃。電器店の前に人だかりができ、代表選手の活躍に一喜一憂する光景が生まれた。それから約半世紀。2020年、同じ仲間と感動を分かち合おうと人々が向かう先は、パブリックビューイング(PV)だ。

 東京五輪では、このPVが劇的に進化する。試金石になったのがラグビーW杯だ。このときも「チケットは無いけど感動を共有したい」という人が続出し、各地のPVは大盛況。自治体などが設置した「ファンゾーン」には予選プールだけで約86万人が殺到した。