※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成
東京五輪、嵐の活動休止、アナ雪2……2020年は日本に様々な熱狂が訪れる――。筋力を拡張するアシストスーツ、スマホで鍵を開けるスマートキーと夢の技術が次々と実を結ぶ。令和を迎え新時代の消費ニーズも見えてきた。激動の20年に起こることを徹底予測した。

選考の基準は、①売り上げ、販売量が伸びることが予想される②画期的な技術や着眼点がある③消費者の生活スタイルが変わる可能性がある、の3つ。これらを基準にして、編集部でランキングを決めた。
評価項目
【売れ行き】:売り上げやシェアはどれだけ拡大しそうか。どれだけ人を集めるか。
また、ヒットした際にどれだけ売れ行きが継続しそうか
【新規性】:これまでに無い画期的な技術、着眼点、売り方の工夫があるか
【影響力】:他社の追随を呼んだり、従来に無い市場を形成したりするなど、生活スタイルや社会の常識を変える可能性があるか
【1位】特等席が全国に
どこでも東京五輪&応援村
説明不要のビッグイベントが列島をのみ込む。フェス感覚で楽しめる“進化版パブリックビューイング”が各地に出現。東京は各国の「テーマパーク」で彩られ、“巨大万博会場”と化す
【2位】応援熱クライマックス
嵐ロス
活動休止に向けて、史上最大の応援と感謝の渦が巻き起こる。ファンクラブ会員は活動休止発表後30万人増。ツアーやアルバムなどによる一連の経済効果を3000億円と見積もる声も
【3位】“リアルマリオ”化パーク
SUPER NINTENDO WORLD
あのマリオカートが、ヨッシーライドがアトラクションになる。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに世界初の任天堂エリアが誕生。世界中のマリオファンが、大阪へと押し寄せる

【4位】スマホ決済第2章
国民総キャッシュレス
人気のスマホ決済は、対応する店舗やサービスがさらに拡大。夏場には「マイナポイント」も始まり、国策による“お得”も続く。ダブルの追い風は、キャッシュレス決済を爆発的に広げる
【5位】地上230mの天空芝生広場
SHIBUYA SKY(渋谷スクランブルスクエア)
渋谷駅の真上に再開発の“本丸”がついに完成した。スクランブル交差点をどこよりも高くから眺められ、遠くは富士山まで見渡せる。究極の絶景が、渋谷を世界的な観光地へと押し上げる

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