
全32回
2019年ヒット商品ベスト30
日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」。令和最初のランキングは、タピオカやPayPayを抑え、ワークマンが1位に輝いた。ランキングの全貌とそれぞれの商品・サービスの「ヒットした理由」について解説する。
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第1回2019.11.0119年ヒット商品ランキング発表 「ワークマン」が1位の理由とは日経トレンディと日経クロストレンドが2019年の「ヒット商品ベスト30」を発表。令和最初のランキングは「タピオカ」や「PayPay」を抑えて「ワークマン」が1位に輝いた。
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第2回2019.11.012019年ヒット商品ランキング 日経トレンディが選んだベスト30日経トレンディと日経クロストレンドは、2019年の「ヒット商品ベスト30」を発表した。令和最初の年、どんな商品・サービスがヒットしたのか。1位から30位まで一気に紹介する。
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第3回2019.11.02ワークマンが大躍進 作業服から「ポストユニクロ」筆頭格へ日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」1位に「ワークマン」が選ばれた。作業服店が、見せ方一つでアウトドアショップに変貌。2019年8月の売上高は前年比で約60%伸び、店舗数はユニクロを超えた。大ヒットの軌跡を振り返る。
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第4回2019.11.02タピオカ「2億杯分」売れた ブームを超えて国民食に日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」2位に「タピオカ」が選ばれた。ドリンクにもデザートにもなる「黒い粒」に長蛇の列ができ、輸入量は2018年の4.5倍のペース。大手チェーンも参入し国民的飲料となった。
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第5回2019.11.05PayPayがキャッシュレス決済をけん引 登録者数は1500万人に日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」3位に「PayPay」が選ばれた。2度の「100億円」キャンペーンなどで認知度を一気に高め、開始1年で登録者1500万人を突破。キャッシュレス決済を普及させた立役者だ。
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第6回2019.11.05ラグビーW杯大成功 パブリックビューイングが熱狂生む日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」4位に「ラグビーW杯2019日本大会」が選ばれた。視聴率は最高41.6%。全国の試合会場とパブリックビューイングに延べ200万人以上が殺到し、日本のベスト8進出を後押しした。
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第7回2019.11.06「令和&さよなら平成」経済効果は絶大 海外旅行者は過去最多日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」5位に「令和&さよなら平成」が選ばれた。202年ぶりの譲位による改元で、列島が高揚。10連休中の旅行者数は2467万人と過去最高を記録し、元号グッズも多数売れた。
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第8回2019.11.06クイーンブーム続く 『ボヘミアン・ラプソティ』大ヒットの理由日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」6位に『ボヘミアン・ラプソディ』が選ばれた。40年以上前に結成されたロックバンドを扱った伝記映画が奇跡の興収130億円。クイーンを知らない若者までが熱狂し、音楽CDも163万枚売れた。
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第9回2019.11.06Netflixが日本で急成長 「全裸監督」も世界的ヒット日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」7位に「Netflix(ネットフリックス)」が選ばれた。4年前に上陸した動画配信サービスが、「全裸監督」など話題のオリジナル作品を連発。有料会員数が77%増え約300万人に達した。
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第10回2019.11.06希代のヒットメーカー米津玄師 CD不況なのに圧巻の初週40万枚超日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」8位に「米津玄師」が選ばれた。CD不況の時代に「馬と鹿」が初週40万枚超。「パプリカ」などプロデュース作品も軒並みヒットする、令和の新ヒットメーカーとして台頭した。
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第11回2019.11.07ライオンが花王の牙城の一角を崩す 2200万本売れた画期的洗剤日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」9位に「ルックプラス バスタブクレンジング」が選ばれた。「こすらず洗える」使い勝手の良さでリピーターを増やし、発売1年で2200万本を販売。浴室洗剤の市場規模を2割拡大する快挙を遂げた。
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第12回2019.11.07前年比800%超も 携帯用扇風機が夏の定番ファッションに昇格日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」10位に「ハンディーファン」が選ばれた。スマホを離さない若者のもう片方の手を占拠し、人気モデルは90万台を出荷。“持ち運べる扇風機”が夏の定番ファッションになった。
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第13回2019.11.07出前の常識を覆したウーバーイーツ 登録店舗数は1万4000店超え日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」11位に「ウーバーイーツ」が選ばれた。ウーバーイーツは登録店舗は1万4000店を超え、トップリーダーの出前館を猛追。ドリンク宅配需要も生み出し、「出前=食事」の常識を覆した。
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第14回2019.11.07サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」バカ売れの戦略日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」12位に、サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」が選ばれた。簡単にレモンサワーを作れる「素」のヒットに続き、RTD缶が800万ケースの大ブレイク。居酒屋でも同一ブランドにして急拡大した。
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第15回2019.11.08ローソン「バスチー」人気沸騰 チーズスイーツブームの先駆けに日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」13位に「バスチー ─バスク風チーズケーキ─」が選ばれた。バスチーは発売3日で100万個を突破し、シリーズ累計2450万個以上。「新食感」の魅力で、激戦コンビニスイーツの新定番に名乗りを上げた。
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第16回2019.11.0819年ナンバーワン映画は『天気の子』 ジブリ以来のヒット監督に日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」14位に『天気の子』が選ばれた。天気の子は興収136億円、2019年公開の映画で堂々1位。『君の名は。』に続き成功を収めた。2作連続100億超えを果たした映画監督は新海誠氏で2人目だ。
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第17回2019.11.11森永「大粒ラムネ」が飛躍 1.5倍に大きくしたら売り上げ2倍に日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」15位に「大粒ラムネ」が選ばれた。大人向けにラムネ粒を1.5倍に大きくした製品が、定番の「森永ラムネ」を超える勢い。「集中力アップにはブドウ糖」の意識が社会人にも定着した。
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第18回2019.11.11シェア4割を奪取 売れに売れた「オキュラス」がVRの大本命に日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」16位に「オキュラス Go & クエスト」が選ばれた。ケーブルレスの独立型ゴーグル2機種がシェア4割を奪取。激安&高機能で、コアなファン以外にも裾野を広げ、VRの大本命となった。
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第19回2019.11.12任天堂「スマブラSP」 スイッチの後押しで販売本数300万本超え日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」17位に、任天堂の「スマブラSP(大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL)」が選ばれた。スマブラSPは「20年目の集大成」に歴代ファイターが勢ぞろいし、300万本超えで圧倒的1位に。好調を維持するNintendo Switch(ニンテンドー スイッチ)の強さも示した。
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第20回2019.11.12ローソン「悪魔のおにぎり」 ツナマヨを抜き去り累計5600万個日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」18位にローソンの「悪魔のおにぎり」が選ばれた。「健康志向」の真逆を行く高カロリーおにぎりが、王者・ツナマヨを捉え、累計5600万個超とバカ売れ。関連商品も多数登場した。
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第21回2019.11.13GUの格安靴「マシュマロパンプス」が大ヒット 170万足も売れた日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」19位に、GU(ジーユー)の「マシュマロパンプス」が選ばれた。ふわふわとした履き心地が、ヒール靴に不満を持つ女性の心をわしづかみ。低価格&カラバリが受けて約1年で累計170万足を達成した。
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第22回2019.11.13見た目はお尻 児童書『おしりたんてい』700万部ヒットの理由日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」20位に、絵本・児童書『おしりたんてい』が選ばれた。アニメのレギュラー化に乗って急伸し、累計700万部を突破。意外な上品さで親を安心させつつ、参加型謎解きで子供を魅了した。
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第23回2019.11.14ドラクエウォーク800万DL超 ポケモンGOに続く人気を射止める日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」21位に位置ゲームアプリ「ドラゴンクエストウォーク」が選ばれた。リリースから約1カ月で800万ダウンロードを突破し、課金額も増加中。ドラクエらしいゲーム性で長年のファン層を着実につかんだ。
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第24回2019.11.14「ムーミン」テーマパーク大盛況 メッツァ全体で100万人超が来場日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」22位に「ムーミンバレーパーク」が選ばれた。不利な立地を物ともせず、ムーミンバレーパークを含む「メッツァ」全体での来場者数が、当初の年間目標だった100万人を楽々クリア。3世代客などムーミンファン以外も呼び込んだ。
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第25回2019.11.15100倍売れたクルマの誤発進防止装置 後付けタイプに注目集まる日経トレンディと日経クロストレンドが選んだ「2019年ヒット商品ベスト30」23位にクルマの「誤発進防止装置」が選ばれた。相次ぐ「暴走事故」報道で需要が急増。加害者やその家族になりたくないと切に感じた人々を動かし、販売台数は報道前の100倍になった。
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第26回2019.11.15スタバで最大6時間待ち! 日本初、焙煎所付きの店が聖地化日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」24位に「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」が選ばれた。日本初の焙煎所を併設したスタバが鮮烈デビュー。新たなコーヒー体験ができる“テーマパーク”として最大6時間待ちの人気にもなった。
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第27回2019.11.18今年解禁の「液体ミルク」垂直発進 予想の3倍売れた商品も日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」25位に「液体ミルク」が選ばれた。国内メーカーの製造販売解禁で、市場の垂直立ち上げに成功。いち早く発売した江崎グリコは、当初4カ月で予想の3倍の売れ行きだった。
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第28回2019.11.18「ペットボトル紅茶」が19年に躍進 “紅茶派”女性急増の理由日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」26位に「新ペットボトル紅茶」が選ばれた。ミルクやフルーツの味わいを感じられる爽やかさが受け、“紅茶派”の女性が急増。代表3ブランドで計750万ケース出荷と躍進した。
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第29回2019.11.19「スマホ学習」が社会人に波及 英語学習の新定番アプリも台頭日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」27位に「スタディサプリ」が選ばれた。スタディサプリは有料会員が70万人を突破し、スマホ向け学習サービスの定番に。受験生だけでなく、英語を学びたい社会人のニーズも捉えた。
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第30回2019.11.19「極小120mLのボトル」が大ヒット 累計100万本を出荷する勢い日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」28位に「ポケトル」が選ばれた。120mLという超ミニサイズのマグボトルが累計100万本を出荷の勢い。「少ないのがちょうどいい!」と感じた女性の支持を得た。
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第31回2019.11.20プロテインバーが爆売れ お手軽たんぱく質食品が人気に日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」29位に「即食高プロテインフード」が選ばれた。お手軽たんぱく質食品の人気が急騰。プロテインバーは爆売れで品切れ続出。ザバスミルクプロテインの売り上げも前年比1.5倍になった。
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第32回2019.11.21花王「アタックZERO」 乾坤一擲の勝負で5000万本超え日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」30位に「アタックZERO」が選ばれた。発売5カ月半で5200万本を出荷。洗濯洗剤でトップシェアを長年続ける「アタック」が、10年ぶりの完全リニューアルを成し遂げた。