※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成

日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」12位に、サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」が選ばれた。簡単にレモンサワーを作れる「素」のヒットに続き、RTD缶が800万ケースの大ブレイク。居酒屋でも同一ブランドにして急拡大した。

年間計画800万ケースに上方修正
年間計画800万ケースに上方修正

【12位】こだわり酒場のレモンサワー

1缶で800万ケースを売り代表格に
居酒屋でも同一ブランドにし急拡大

 ここ数年ブームが続くレモンサワー市場に、コロンブスの卵のような発想で現れたのが、2018年2月発売の「こだわり酒場のレモンサワーの素」だ。レモンサワーを作る場合、レモンシロップなどに焼酎を加えて炭酸水で割るのが通常だが、このリキュールなら炭酸水を注ぐだけでちょうどよい濃さのレモンサワーが作れる。これがまずは38万ケース超えとヒットの下地をつくった。

 19年はこのブランドが急拡大。サントリーが取ったのは、角ハイボールで培った「三位一体」の戦略だった。家で作る従来品に加え、すぐ飲めるRTD「こだわり酒場のレモンサワー缶」と業務用コンクを発売。当初、缶の年間計画は210万ケースだったが、2度の上方修正を経て800万ケース計画へと成長した。従来の「素」の年間計画も、60万ケースへと上方修正。飲食店の取扱い計画も3万店から5万店へと拡大した。レモンサワー市場は19年、前年比2桁増で拡大しているが、「その50%程度をけん引」(サントリー)。たった1つの新ブランドが、好調市場をリードする代表選手へと躍り出た。

■レモンサワーブランドとして市場をリード
■レモンサワーブランドとして市場をリード
注)True Data調べ。全国のスーパーのPOSデータによる。買物指数とは、来店者100万人当たりの売上金額
梅沢富美男を起用したコミカルなCMが奏功
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「焼鳥ト唐揚ノ居酒屋 やんちゃ鳥」など、居酒屋とコラボを実施
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