※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成

日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」4位に「ラグビーW杯2019日本大会」が選ばれた。視聴率は最高41.6%。全国の試合会場とパブリックビューイングに延べ200万人以上が殺到し、日本のベスト8進出を後押しした。

初の予選プール突破を果たした日本代表。その活躍に日本中が沸いた
初の予選プール突破を果たした日本代表。その活躍に日本中が沸いた

【4位】ラグビーW杯2019日本大会

「にわか」でもビール片手に大興奮
歴史的快進撃が生んだ“赤白旋風”

 血湧き肉躍る戦いとはこのことだった。下馬評を覆す全勝で史上初の予選プール突破。ラグビーワールドカップ2019日本大会で、列島が赤白ジャージーの快進撃に沸いた。

 試合を重ねるほど注目度が高まっていったのは、テレビ視聴率で一目瞭然。初戦のロシア戦は18.3%だったが、予選プール突破を決めたスコットランド戦は39.2%。決勝トーナメントの南アフリカ戦では、それを上回る41.6%を記録した(いずれもビデオリサーチ調べ)。

 約182万枚のチケットは完売状態。そこで人々が殺到したのが、パブリックビューイング(PV)だった。全国16カ所の「ファンゾーン」には、予選プールだけで約86万人が来場。クラブのような大音量で盛り上がれる「爆音ラグビー」(ハイネケン主催)など、企業主催のユニークなPVも超満員になった。パブなど飲食店もこぞって試合を放映。視聴率や観客動員数で表れる数字以上に、多くの人がライブで見たといえる。