蓋やストローの材料を見直すなど、多くの飲食関連企業が“脱プラスチック”を掲げるなか、「バタフライカップ」というユニークなカップが注目されている。カップと蓋を一体化したデザインを採用し、プラスチック製の蓋とストローが不要になる構造が特徴だ。
現在、販売しているバタフライカップのサイズは、250ミリリットル(左)と375ミリリットル(右)の2種類。右はIPPUKU&MATCHAオリジナルのスリーブを付けたもの。スリーブのデザインは、GRAPHの吉本雅俊氏が担当
加えて、生分解性プラスチックの「BioPBS」を使用し、土中の微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解されるため、使い捨てが可能だ。アイルランドのButterfly Cupが開発した。
構造はシンプルで、上部にある白い部分を折り線に沿って内側に倒すだけ。2枚の蓋を重ねると、両端にできる小さな穴が飲み口となる。カップの形が楕円形で、飲み口は上を向いた状態で左右に反り上がる形状なので、持ち歩いてもこぼれにくい。耐熱性もあり温かい飲料にも使える。
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