シアトルに拠点を置く急成長中のスタートアップに焦点を当てる本連載。第5回は、「素材を削る」ことで手軽に3D製品を作れるレーザープリンターを開発、急成長しているグローフォージについて解説。後編(第6回)ではダン・シャピロCEO(最高経営責任者)に話を聞く。

 ソフトウエア関連のスタートアップが圧倒的に多いシアトルで、ハードウエア製品開発で急成長を遂げ、注目を浴びている企業がある。3Dレーザープリンターを製造・販売するグローフォージだ。インダストリー4.0が目指すマスカスタマイゼーションの世界を実現するため、3Dプリンターを重要なピースの1つにしようと開発、成功した。

後編(第6回)はこちらへ。

 低価格化が進むにつれて、3Dプリンターは消費者向けにも広がっている。調査会社Industry ARCによると、消費者向け3Dプリンター市場は2017年に1744億ドル(約19兆1840億円)、2018~2023年までの年間平均成長率は22%だ。この成長傾向を裏付けるように、グローフォージが一般販売前にクラウドファンディング「キックスターター」で資金調達を行ったところ、30日間で2700万ドル(約29億7000万円)の資金を集めた。当時、この記録はキックスターターを使った資金調達では過去最高とのことだった。人気殺到の3Dレーザープリンターは、一体これまでの3Dプリンターと何が違うのか。

グローフォージが開発した3Dレーザープリンター(左)と、このプリンターを使って制作した作品の数々(右)
グローフォージが開発した3Dレーザープリンター(左)と、このプリンターを使って制作した作品の数々(右)

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