2019年6月にブランドデータバンクが国内の約3万2000人に実施した調査結果から、1カ月の小遣い「10万円以上」の人々を富裕層と定義。好きなブランドや価値観にフォーカスする。特集3回目は、平均小遣いが月15万円もあるという男性60代前半の富裕層は、意外にもコト消費志向が強かった。

 ブランドデータバンク約3万2000人の調査結果から、「小遣い10万円以上」の富裕層のデータを抽出し、世代、男女別に20の層に分類したところ、男性で最も富裕層の割合が多かったのは60代前半。男性60代前半の2009人のうち、1カ月に自由に使えるお金が10万円以上という人は253人に達した。この層の富裕層の平均小遣いは月15.2万円。単純計算で毎日約5000円使えるという、実に高い購買力を備えていることが分かる。

月15.2万円も使える60代前半の男性たち

●小遣い月15.2万円の富裕層はこんな人たち
●小遣い月15.2万円の富裕層はこんな人たち
「全体」とはブランドデータバンクの調査対象のうち男性60代前半(以下同)

 2009人の男性60代前半全体のデータを見ると、平均年齢は61.9歳で、平均世帯年収は604.2万円、平均個人年収は432.4万円となっている。対する253人の男性60代前半の富裕層は、平均年齢61.9歳で、平均世帯年収が990.8万円、平均個人年収が757.1万円だ。

 男性60代前半の富裕層は、予想通りというか、同世代男性全体に比べて経営者や会社役員が多い。全体では「会社員」41.7%、「経営者、会社役員」6.8%に対して、富裕層は会社員32.4%、経営者、会社役員18.2%となっている。既婚率は全体78.6%、富裕層72.7%と、富裕層のほうが独身がやや多く、一人暮らしの割合も多かった。

 自家用車を所有していないのは全体の20.6%、富裕層の19.0%で、クルマの所有率にはあまり差はなかった。この層全体の18.7%、富裕層の15.0%が無職で、すでに仕事をリタイアした人々も一定数存在しているようだ。

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