2019年8月特集「データホルダー88社」のデータサービス紹介が好評につき、データを倍増させて2回に分けて掲載する。前回の6カテゴリーを8カテゴリーに再編し、よりデータの特性を分かりやすくした。年収別世帯数を地図上に色分けしたデータや駅別乗降者数データなど。162サービスを追加した。
データを使ったマーケティングで、新しい顧客インサイトを捉えたい。新事業を展開するに当たって異業種の企業が持つデータを活用してみたい。人流を把握して需要予測に役立てたい。健康データを自社サービスと連係させたい──。
データはその活用目的がさまざまである一方で、データそのものの種類も多岐にわたる。だから使いたくとも、果たしてどこにどんなデータがあるのか分からないとの指摘もある。
この特集ではデータを種類別に8カテゴリーに分けた。分類にあたっては、日本データ取引所(東京・渋谷)の知見を得た。産業・経営データ、位置・空間データ、生活・購買データ、気象・農林水産データ、デジタルメディア・TVデータ、科学技術データ、医療・健康データ、行政・公共データの8つである。
「日本のデータはここにある 分野別のデータホルダー88社」をはじめとする8月の特集は、10月31日現在も77人もの人がフォロー中なので、それをベースにいかにバージョンアップしたかを整理しておきたい。まとめたのが下図である。
例えば「産業・経営」は今回新設で、例えばマーケティングや新事業開発を進めるときに必要となってくる、マクロ経済指標や国別のビジネス状況などを用意した。概況がサクッと分かるのが特徴だ。「位置・空間」は、8月特集の中でも読者ニーズが最も強い1つだったので、大幅増強。39サービスを追加した。このように新設のカテゴリーと既存のカテゴリーだが増強したものの2つがあるのでご注意いただきたい。
文頭から順にご覧いただくもよし。既にお探しのデータ領域が決まっているなら、下記一覧から“飛んで”いただきたい。
リンク集 カテゴリー別インデックス
・産業・経営データ
・位置・空間データ
・生活・購買データ
・気象・農林水産データ
・デジタルメディア・TVデータ
・科学技術データ
・医療・健康データ
・行政・公共データ
※「気象・農林水産データ」以下のカテゴリーは明日公開の特集第7回の記事で紹介、本日(11月5日)はリンク先なし
■「産業・経営データ」の28サービス
最初に紹介するのが「産業・経営」データ。これは、ビジネスのリアルを知る情報を、産業動態から事業経営、金融、労働環境に至るまでのデータとしてまとめたもの。さらにこのデータを2つに分類しており、1つが「労働・生産」で、事業経営、金融、労働環境など、企業活動を理解するためのデータ。もう1つが「製造・工業」、機械・機器から部品・製品、工場設備から資源・エネルギーを対象にした。
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