もう1つ、注目されるのがインフォレンズのブース。同社はアーケードゲーム風の小型本体でレトロゲームをプレーできる「レトロアーケード」を販売している。既にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)やデータイースト、タイトーのゲームタイトルを収録したモデルがある。

インフォレンズが販売する「レトロアーケード」シリーズ。既に『パックマン』『ディグダグ』など多くのラインアップが提供されている
インフォレンズが販売する「レトロアーケード」シリーズ。既に『パックマン』『ディグダグ』など多くのラインアップが提供されている

 そして今回のゲームショウでは、新作としてKONAMIの『魂斗羅』と、タイトーの『スペースインベーダー』を展示。同シリーズの従来モデルは、本体はアーケード風ながらもゲームはファミリーコンピューター版がベースとなっていたが、両タイトルはともにアーケード版がベースとなっているようで、よりアーケードゲームらしさを味わえるようになっている。

新作の1つ『魂斗羅』。従来のレトロアーケードとは異なりアーケード版が収録されていることから、よりアーケードゲームをプレーしている雰囲気を味わえるようになった
新作の1つ『魂斗羅』。従来のレトロアーケードとは異なりアーケード版が収録されていることから、よりアーケードゲームをプレーしている雰囲気を味わえるようになった

もっと手軽にレトロゲームを楽しむサービスも

 専用のハードを買うほどではないけれど、既存のコンソールゲーム機などでレトロゲームをプレーしたいという人に向けた、ソフトやサービスの展示もなされている。その1つが、ハムスターブースに展示されている「アーケードアーカイブス」「アケアカNEOGEO」だ。

「アーケードアーカイブス」「アケアカNEOGEO」をアピールするハムスターブース
「アーケードアーカイブス」「アケアカNEOGEO」をアピールするハムスターブース

 「アーケードアーカイブス」はPlayStation 4やNintendo Switchなどに向けて提供されているアーケードゲーム過去作品の販売サービスで、「アケアカNEOGEO」はそのNEOGEO版となる。同ブースでは「アーケードアーカイブス」「アケアカNEOGEO」で配信されている全タイトルのうち、1つを選んでプレーできる試遊台が設けられており、人気を博していた。

会場では配信中のアーケードゲームの中から1つを選び、1コイン分プレーすることができた
会場では配信中のアーケードゲームの中から1つを選び、1コイン分プレーすることができた

 そしてもう1つ、レトロゲーム関連で注目されるのがシティコネクション(東京・千代田)のブース。同社はジャレコなどのIP(知的財産)を保有しており、そのIPを活用した新しいゲームを開発しているほか、レトロゲームの提供にも力を入れている。

 今回のゲームショウで同社は、12月12日にPlayStation 4やNintendo Switch向けに発売予定の『忍者じゃじゃ丸コレクション』を展示している。このパッケージではその名前の通り、コンソールゲーム機に向けて提供された『忍者じゃじゃ丸くん』のシリーズ全作をプレーできるのだが、それに加えて新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』も追加して提供。会場ではこの新作を実際にプレーすることができた。

『忍者じゃじゃ丸コレクション』に収録されている新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』。初代『忍者じゃじゃ丸くん』を意識した、レトロ調のグラフィックが特徴的だ
『忍者じゃじゃ丸コレクション』に収録されている新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』。初代『忍者じゃじゃ丸くん』を意識した、レトロ調のグラフィックが特徴的だ

 スペースインベーダーの登場から既に40年以上が経過しており、その間多くの人がコンピューターゲームに慣れ親しんで育ってきた。それだけに、レトロゲームのビジネスチャンスは今後も確実に広がっていくことは間違いないだろう。

(文・写真/佐野正弘)

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