東京ゲームショウ2019(TGS2019)の一般公開日の初日(2019年9月14日)、物販コーナーのある11ホールの入場口には朝から長い行列ができていた。グッズ目当ての一般来場者であふれかえり、開場から30分の時点で「本日分売り切れ」と赤い×印が付けられていた商品もあり、過熱ぶりがうかがえた。
一般公開日初日の9月14日。国際展示場の中央エントランスから物販コーナーのある11ホールに向かう途中、同じ方向へ急ぐ一般来場者が何人もいる。大挙して押し寄せる……といった様子ではなかったので、「物販コーナーは思ったよりも空いているのかも」と考えたが、甘かった。
物販コーナーが本命の人々は、9-11ホール側の一般来場者初回入口に並んでいたのだ。開場から十数分でスクウェア・エニックスの物販は「約1時間待ち」。コーエーテクモゲームスは行列がブース前から大幅にあふれ、「目安がわからないくらい並んでいます」という回答だった。
買い物しやすい工夫が色々
混雑を少しでも解消するためだろう、ブースごとに「事前に商品一覧を配布する」「並んでいる間に注文書を記入する」などの工夫がなされていた。カプコンの物販ブースでは、「デジタル注文書」を採用。お客はあらかじめグッズ販売のWebページにアクセスし、目当てのグッズをカートに入れて、レジで支払いをする方式だ。
『サイバーパンク2077』のTシャツがない!
海外ゲームの正規ライセンス商品を多く取り扱うインフォレンズの物販ブースでは、『サイバーパンク2077』のロゴTシャツがほとんどのサイズで初日の在庫が売り切れていた。サイバーパンク2077の展示ブースで実機デモプレーを観て、「かっこいいなあ」と思っていたのだが、手に入らず。甘かった。
買い物をすることが楽しい
混雑、行列、売り切れ……とはいえ、物販コーナーの雰囲気は比較的おだやかで、目当てのグッズを購入した来場者がうれしそうに歩く様子が印象的だった。年齢層は10代から20代が多く、男女のカップルで商品を吟味している姿も見かけた。「ここでしか手に入らないものが欲しい」というだけではなく「買い物をすることが楽しい」といった来場者も多いようだ。
(文・写真/花森リド)
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