東京ゲームショウの前半、9月12日と13日は企業や関係者向けのビジネスデイとなっている。近年では海外からの出展社や来場者が増え、海外との商談がおよそ9割を占めるなど、国際的な商談の場としての重要性がますます高まっている。
幕張メッセの国際会議場にはビジネスミーティングエリア、出展社ミーティングスペースが用意されている。商談用スペースのほか、日本語・英語の通訳サービス、無料のWi-Fiとドリンクサービスが利用でき、海外からの出展社や来場者と商談しやすくなっている。
アポイントがなくても商談は可能だが、出展社と来場者のマッチングをスムーズに行うために、TGSビジネスマッチングシステム「アジア・ビジネス・ゲートウェイ」を用意した。出展社の提供可能、あるいは求めている技術・製品・サービスが掲載されていて、来場者はこうした情報を検索して出展社側にコンタクトを取り、商談のアポイントをとることができる。出展社ミーティングスペースの利用予約も可能。このほか「ビジネスデイ・ゴールドパス」を購入すると、ゲームビジネス関係者の国際交流の場となる「インターナショナルパーティー」に参加できる。
展示場には「ビジネスソリューションコーナー」がある。翻訳や音楽制作などゲーム制作に関するアウトソーシングを請け負う企業、ユーザー動向を知るためのデータ解析を行う企業、eスポーツカフェやイベントの企画を行う企業、ゲーム向けコミュニティサービスを提供している企業など、顧客やビジネスパートナーを求める国内外の企業がビジネスデイ期間中に多数出展している。
(文・写真/湯浅英夫)
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