ガンホー・オンライン・エンターテイメントのブースでは、カプコンの人気キャラクターたちが登場するスマホ向けカードゲームアプリ『TEPPEN(テッペン)』の試遊体験ができる。8月にアジア・日本での配信が始まったということで、早速プレーしてみた。
『TEPPEN』は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとカプコンがタッグを組んで開発したスマホ向けゲームアプリ。カプコンで人気の「モンスターハンター」や「デビルメイクライ」「ストリートファイター」「バイオハザード」などのキャラクターたちが美麗なイラストで多数登場する。
2019年7月4日に北米・欧州でサービスを開始し、8月8日から、ようやくアジア・日本でのサービスも始まった。グローバルでサービスを提供しており、9月4日には全世界で累計300万ダウンロードを突破した、今人気の総合格闘技ゲームだ。
ガンホーといえば大人も子供も全年齢が楽しめる『パズドラ』が有名だが、『TEPPEN』はカードゲームならではの思考力がカギとなる少々難しいゲーム。「新しい市場を開拓するため、全年齢の男性をターゲットにしている」とガンホーのスタッフは話す。
各キャラクターの美しい描き下ろしイラストでオリジナルストーリーが展開し、オンライン上の相手プレイヤーや、目の前にいる友人などと、リアルタイムでカードゲームができるのが魅力。スマホアプリのゲームだが、カードゲームの展開もしている。筆者はスマホアプリでのカードゲームは初めてだが、「未経験でも大丈夫です!」というスタッフさんに乗せられ、早速試遊体験をしてみた。
試遊はてんやわんやのうちに終了
試遊は、ヒーローと呼ばれる各キャラクターのデッキを選ぶところから始まる。キャラクターは、「ストリートファイター」シリーズの「リュウ」と「春麗」、「モンスターハンター」シリーズの「リオレウス」と「ネルギガンテ」、「ロックマンX」シリーズの「エックス」、「ヴァンパイア」シリーズの「モリガン・アーンスランド」、「デビルメイクライ」シリーズの「ダンテ」、「バイオハザード」シリーズの「アルバート・ウェスカー」と「ジル・バレンタイン」から選択できる。今回は強いといわれている「アルバート・ウェスカー」デッキでプレーすることにした。
ほとんどのカードゲームはターン制だが、このゲームではプレー画面中央の六角形の枠に手札のカードをドラッグして置くと攻撃できる。手持ちのカードを枠に出すためには画面下の長細い棒のMPを消費するため、攻撃のタイミングを見ながらMPの計算をするのは至難の業。このほかにも、特殊効果を発揮するカードなどがあり、てんやわんやしていたらいつの間にかバトルが終わっていた。
試遊を体験すると、「モンスターハンター」シリーズの「リオレウス」のカードをもらえる。レアカードなカードで、キラキラしており、コレクトするのも楽しそうだ。
紙のカードゲームなら、効果の説明文を読んで確認しながら召喚できるが、このゲームではカードの絵柄しか画面に表示されないので、効果を覚えておかないとゲームメイクは難しいと感じた。MPの計算や特殊カードの召喚、攻撃のタイミングなど、考えることがたくさんあるので大変だが、『TEPPEN』はほかにもさまざまな効果があり、同じデッキでも人によってのプレイの違いが出やすいので、いろんな人と対戦するのが楽しいゲームだろう。頭脳戦が好きな男性には、いかにも受けそうだ。有名なキャラが動いたり、ストーリーが進むのも面白いので、プレーを楽しめるくらいに、ぜひやり込んでみたい。
(文・写真/吉成早紀)