タイトーはスマホ向けRPG『ラクガキキングダム』や、アーケードゲームきょう体を3/4スケールで再現した家庭用ゲーム機「ARCADE1UP」シリーズの試遊コーナーを用意。ステージではニンテンドー スイッチ用の音楽ゲーム『グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!』のイベントも行う。

『ラクガキキングダム』は手書きの落書きから3Dキャラを作れるのが特徴
『ラクガキキングダム』は手書きの落書きから3Dキャラを作れるのが特徴

 『ラクガキキングダム』はスマホやタブレットに手書きした2Dの落書きを3Dキャラに変換して、それを自分のキャラクターとして育成するシステムが特徴だ。

 2002年発売のプレイステーション2用ソフト『ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国』のコンセプトを進化させたもので、簡易モードと職人モードを用意し、3Dキャラを簡単に作ることも、細かく作り込むこともできる。作ったキャラクターを投稿したり、他のユーザーが投稿したキャラクターをダウンロードして使うことも可能。iOSとAndroid向けに今冬配信予定だ。

試遊スペースには開場直後から行列ができていた
試遊スペースには開場直後から行列ができていた

 タイトーの山田哲社長は「きちんとゲーム作りをしてタイトーを復活させようと取り組んできた。『ラクガキキングダム』はその中でも一押しのタイトル。こうした新しいタイトルとともに、ARCADE1UPなどで古きよきタイトルの楽しみ方を提案したい」と期待を語った。

タイトーの山田哲社長
タイトーの山田哲社長

 『ラクガキキングダム』の下里陽一プロデューサーは「絵の得意、不得意にかかわらず誰でも楽しめるゲーム。自分の落書きがキャラクターになって動き出す面白さを体験してほしい」と述べた。

『ラクガキキングダム』の下里陽一プロデューサー
『ラクガキキングダム』の下里陽一プロデューサー

 会場では、ピクシブの「VRoidプロジェクト」とのコラボも発表された。VRoidプロジェクトは、自分の3Dキャラクターで作品を作ったり、VR/AR空間でコミュニケーションを楽しんだりできるというもの。例えば『ラクガキ キングダム』で作成した3Dキャラクターを、バーチャル空間やARで写真が撮れるカメラアプリ「VRoidモバイル」で使えるようになる。

『ラクガキキングダム』で作ったキャラクターをVR空間やARで使えるようになる
『ラクガキキングダム』で作ったキャラクターをVR空間やARで使えるようになる

 「『ラクガキキングダム』で作ったキャラクターを、VRoidプロジェクトを通じてゲームの外でも使えるようになる。Vtuberのように使ったり、VRoidモバイルであちこちに連れて歩ける。ゲームを通じて、3Dモデリングの楽しさを知ってほしい」(下里氏)と述べた。

(文・写真/湯浅英夫)

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