※日経トレンディ 2019年10月号の記事を再構成

2019年下半期にブレイク必至の食品を予測する本特集。第1回は冷凍食品編。「バイヤーズグランプリ」(日本アクセス)で1位に輝いた冷凍チャーハン「WILDish 焼豚五目炒飯」(マルハニチロ)など、新規性を備えたヒットの有望株をピックアップする。

日本アクセス 秋季フードコンベンション2019
「バイヤーズグランプリ」とは?
 大手食品卸の日本アクセスが今年7月に開催した、東西会場で延べ1150社出展の大型展示商談会「フードコンベンション」の特別企画。Mart読者会員が選ぶ「Mart新商品グランプリ」の“プロ版”で、エントリーした77の新商品に、スーパーやコンビニなど流通各社の食品バイヤーが投票。加工食品、冷蔵食品、冷凍食品、アイスの4部門で得票数が多い順にランキングした。日本アクセス、流通専門誌「DIAMOND Chain Store」とのコラボ企画。
「バイヤーズグランプリ」冷凍食品部門ランキング
「バイヤーズグランプリ」冷凍食品部門ランキング

 「最も注視している市場。今後も取り扱いを増やしていく」(イトーヨーカドーのバイヤー)。国内食品業界で数少ない成長分野が、年率数パーセント増と堅調に推移する冷凍食品市場だ。

 なかでも近年、伸長するのが冷凍米飯。2015年に発売された「ザ・チャーハン」(味の素冷凍食品)、昨年、セブン-イレブン・ジャパンが発売した縦型カップ入りの「セブンプレミアム 炒め油香るチャーハン」「同 バター香る海老ピラフ」などのヒット商品が牽引している。特に後者は皿に移さず食べられる簡便性が受け、オフィスでのニーズや単身男性を中心に急伸した。

"がっつり系"で単身男性を狙い撃ち

 ただセブンの商品は170gで、これ1品でおなかを満たすには、男性にはやや物足りない容量。一方のザ・チャーハンは600gの大容量で食べ切りサイズではなく、「個食」には不向き。そこで19年下半期に大手が力を入れるのが、男性が1品で満足できるボリュームがあり、なおかつ容器付きで皿要らずの“がっつり&簡便”の冷凍米飯食品だ。