大企業や行政がスタートアップと手を組み、新たな製品・サービスを生み出すオープンイノベーション。だが、そこには大きな壁や課題もある。大企業、ベンチャー企業、行政を代表する3人がパネルディスカッションでオープンイノベーションを成功に導く方法について議論した。

左から、モデレーターを務めたエッジ・オブ 事業統括/コミュニケーションビルダーの柳原 暁氏、経済産業省 経済産業政策局 新規事業創造推進室長の古谷元氏、東急 フューチャー・デザイン・ラボ 課長補佐の加藤由将氏、ユーグレナ 取締役副社長COOでリアルテックファンド代表の永田暁彦氏
左から、モデレーターを務めたエッジ・オブ 事業統括/コミュニケーションビルダーの柳原 暁氏、経済産業省 経済産業政策局 新規事業創造推進室長の古谷元氏、東急 フューチャー・デザイン・ラボ 課長補佐の加藤由将氏、ユーグレナ 取締役副社長COOでリアルテックファンド代表の永田暁彦氏

大企業の「選択と集中」がオープンイノベーションのきっかけになった

 パネルディスカッションは、「日経クロストレンド EXPO 2019」の会場で開催された。登壇したのはいずれもオープンイノベーションの最前線に立つ3人だ。

 古谷元氏は通商産業省(当時)やコンサルティング企業、企業投資ファンドを経て19年9月から経済産業省 経済産業政策局 新規事業創造推進室長を務める。東急の加藤由将氏は15年に東急グループとベンチャーとの事業共創プログラム「東急アクセラレートプログラム」、19年7月に社会実装に特化したオープンイノベーションラボ「SOIL(Shibuya Open Innovation Lab)」を立ち上げた。ユーグレナの永田暁彦氏は副社長 COOとして食品の開発からバイオ燃料への応用などの事業を執行するとともに、技術系のベンチャーキャピタル「リアルテックファンド」の代表だ。モデレーターを務めたのは、企業とスタートアップの協業支援を行うエッジ・オブの柳原暁氏。

古谷元氏 経済産業省 経済産業政策局 新規事業創造推進室長
古谷元氏 経済産業省 経済産業政策局 新規事業創造推進室長

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