新作が2020年に登場する

 パネルトークの後は、新プロジェクトの発表。総合プロデューサー岸上氏が立ち上がって何かを話そうとした瞬間に会場は暗転。一瞬の静寂の後、モニターに、新作VRゲーム『PROJECT MEGALITH(プロジェクト メガリス)』のビジュルが映し出され、『東京クロノス』から数百年後の世界を舞台とした新作の20年発売が発表された。

『東京クロノス』から数百年後の世界を舞台とした新作VRゲーム『PROJECT MEGALITH(プロジェクト メガリス)』は、2020年発売予定
『東京クロノス』から数百年後の世界を舞台とした新作VRゲーム『PROJECT MEGALITH(プロジェクト メガリス)』は、2020年発売予定

 さらに『東京クロノス』のコミカライズ化計画や映像化が決定し、その絵コンテも公開された。また、19年10月25日~11月17日に紀伊国屋書店 西武渋谷店、12月に渋谷マルイへ特設ブースの出展など新しいIP戦略が行わる予定。今後もさらに拡大する「クロノスシリーズ」の展開が楽しみだ。

 『東京クロノス』は、ビジュアルノベルをVRの世界に落とし込んだ世界観が大きな特徴。一般にVRゲームは、キャラクターの動きのリアルさや臨場感に注力しがちだが、『東京クロノス』は、アクションを最小限に抑え、瞬きや目の動きで感情を表現するのが新しい。わずかに動きで多弁に語る目や唇。それだけにストーリーに没入しやすく、キャラクターの感情も心に沁みる。

 8人の登場人物が並んでセリフを発する場面では、人物は静止しセリフが手前に迫ってくるので、誰のセリフが感覚的に判断しやすく、いわゆる“VR酔い”を感じることもまったくなかった。“間”を最大限に生かしたノベルゲームのVR化という観点からも、非常に新しい試みだ。

 ブースでは来場者に『東京クロノス』特製クリアファイルが無料で配布される。PS VR版『東京クロノス』の他、VRアニメ『狼と香辛料VR』の試遊もできる。

MyDearestブース。PSVR版『東京クロノス』とVRアニメ『狼と香辛料VR』の試遊が楽しめる。
MyDearestブース。PSVR版『東京クロノス』とVRアニメ『狼と香辛料VR』の試遊が楽しめる。

(文・写真/永浜敬子)

関連リンク
東京ゲームショウ2019特設サイト
東京ゲームショウ2019公式サイト