東京ゲームショウ2019では、幕張メッセの9~10ホールに「e-Sports X RED STAGE」「同 BLUE STAGE」という2つの特設ステージを設け、eスポーツの大会を実施する。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は2019年9月14日に、「e-Sports X BLUE STAGE」で、19年10月25日に発売予定の最新タイトル『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア(CoD:MW)』を使ったスペシャルマッチを開催する。
SIEは18年からFPS(First Person shooter)「コール オブ デューティ(CoD)」を題材にプロチームが参加するeスポーツ大会をプロデュースしている。18年は第2次世界大戦の世界を舞台にした『コール オブ デューティ ワールドウォーII』で、6チームによるリーグ戦を開催。19年は近未来戦を扱った『コール オブ デューティ ブラックオプス4(CoD:BO4)』で、世界大会への出場を懸けたトーナメント「CWL日本代表決定戦」を開催した。
東京ゲームショウの会場では、これらの大会にも参加したプロチームが発売前の『CoD:MW』で戦いを繰り広げる。このスペシャルマッチの見どころを、SIEのジャパンマーケットビジネスプランニング部新規ビジネス企画&eSports推進課の森田晃徳課長に聞いた。
――18年のTGSでは半年間にわたるプロリーグ「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」の結果、1位、2位になったチームが対戦する「グランドファイナル」を開催しました。これに対し、今回のスペシャルマッチの見どころはどこでしょうか?
森田晃徳氏(以下、森田氏): 試合に使うタイトルが、発売前の『CoD:MW』だということでしょう。発売より1カ月も早い段階で、実機でのプレー、それもプロのハイレベルな戦いが見られます。
試合に使うゲームモードは「Gunfight」。本作から新しく追加されたモードで、2人対2人で戦います。人数が少ない分、マップも狭く、非常にテンポの速い超接近戦になるのが特徴です。
――出場するのはどんな人たちですか?
森田氏: 『CoD:BO4』の日本代表決定戦にも出場した、4つのプロチームです。
発売前のタイトル、しかも今までにない新モードとはいえ、日本を代表するチームで戦う猛者たちですし、先に公開されたアルファ版を入手してみっちりと練習を積んでいます。当然、プロならではの技術や戦術、戦略を用意してくるはずで、それを新しいゲーム、新しいモードと掛け合わせたときに、どんな結果につながるかが注目点ですね。
強豪チームが苦戦する可能性も
――強豪チームが苦戦するといった展開も考えられるわけですね。
森田氏: その可能性はありますね。今までの自分の得意パターンが使えるかどうか、新たなセオリーが見つけられるか、必死に模索している状態でしょう。
9月13日からはPlayStation4版限定でオープンベータテストを開始します。ゲームショウで使うのはこのオープンベータ版。翌日の試合までにアルファ版との違いをどこまで把握できるかも、勝敗を分ける鍵になるのではないかと思います。
――2対2と人数が少なくなるのは、見る人には分かりやすいかもしれません。
森田氏: そうですね。「CoD」シリーズはゲームモードごとにルールがかなり違って、初めて見る人には分かりにくいところがあるのは事実です。
しかし今回の「Gunfight」モードは人数が少ない分、展開はかなり分かりやすくなると思います。「CoD」を全く知らない人にも、プロ選手の強さ、うまさがひと目で分かる、緊迫感あふれる試合になるはずです。
――オープンベータの公開直後というタイミングもいいですね。
森田氏: そうですね。TGS会場のプレイステーションブースやこのスペシャルマッチを見て『CoD:MW』に興味を持たれたら、ぜひ遊んでほしいですね。

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