東京ゲームショウ2019(TGS2019)の各PCメーカーのブースでは、最新のゲーミングPCを展示。そして多くのブースでは、プロゲーマーなどを招いたステージを開催している。2019年のトレンドは、ハイエンドGPU搭載ノートPCの薄型・小型化だ。

 各PCメーカーは、ブースに最新のゲーミングノートを展示している。なかでも目立つのは、以前はあまり搭載されることがなかったか、搭載しても大型になっていたGeForce RTX 2070やGeForce RTX 2080など、ハイエンドクラスのGPU(画像処理半導体)を搭載したゲーミングノートPCだ。

 ゲーミングノートの需要に加えて、4Kディスプレー搭載モデルの登場、GPU自体の進化もあり、現在では多くのメーカーがこれらハイエンドGPUを搭載したゲーミングノートPCを展開している。

日本HPのブースでは、ゲーミングPCブランド「OMEN」製品を展開。ステージでは「OMEN Challenger Series 2019」試合を実施している
日本HPのブースでは、ゲーミングPCブランド「OMEN」製品を展開。ステージでは「OMEN Challenger Series 2019」試合を実施している

 日本HPの「OMEN X 2S 15」は、キーボードの上部に画面を加えた2画面仕様。2.37kgで最薄部20ミリの本体に、ハイエンドCPUのCore i9-9880H、ハイエンドGPUのRTX 2080を搭載する。

「OMEN X 2S 15」は、CPUにCore i9-9880Hを、GPUにRTX2080を搭載したモンスターマシンだ
「OMEN X 2S 15」は、CPUにCore i9-9880Hを、GPUにRTX2080を搭載したモンスターマシンだ
6型セカンドディスプレーは2画面目として使えるほか、機器の利用状況も表示できる
6型セカンドディスプレーは2画面目として使えるほか、機器の利用状況も表示できる

 ハイエンドデスクトップマシンの「OMEN X 900」も、特殊な形状からブースを訪れる人の注目を集めていた。

「OMEN X 900」立方体のケースの正面や内部が光るのが特徴。Core i9-9820XやGeforce RTX 2080 Tiなど最上位クラスのパーツを搭載している
「OMEN X 900」立方体のケースの正面や内部が光るのが特徴。Core i9-9820XやGeforce RTX 2080 Tiなど最上位クラスのパーツを搭載している

 ASUSのROGブランド製品「ROG ZEPHYRUS S」は、最薄部でわずか15.35ミリのボディーに、最大でCPUはi7、GPUはRTX 2080を搭載できる。また、MSIの「GS65 Stelth」は重さ約1.9kgでCPUはCore i7、GPUにRTX 2080を搭載可能としている。

ASUSのROGブランド製品「ROG ZEPHYRUS S」
ASUSのROGブランド製品「ROG ZEPHYRUS S」

 デルの「ALIENWARE m17」は、17.3型のディスプレーにi7やRTX2070などを搭載。このほか、レノボやマウスコンピューターなどもステージとは別に、ハイエンドのデスクトップPCなどを展示していた。

デルの「ALIENWARE m17」
デルの「ALIENWARE m17」
レノボ・ジャパンは「LEGION」ブランドのゲーミングPCを展示
レノボ・ジャパンは「LEGION」ブランドのゲーミングPCを展示
マウスコンピューターは、3Dグラフィックスの制作向けのハイエンドデスクトップを展示していた
マウスコンピューターは、3Dグラフィックスの制作向けのハイエンドデスクトップを展示していた

(文・写真/島徹)

関連リンク
東京ゲームショウ2019特設サイト
東京ゲームショウ2019公式サイト

この記事をいいね!する