優れた衣装は背面からもメッセージを放つ

 「意外と盲点なのが後ろ姿」と中島氏。コンパニオンに後ろ向きで立ってもらい、振り返る姿勢を好む撮影者もいるが、ポーズに動きが出るほか見返りの表情に魅力を感じるからだろう。しかしここは衣装にこそ注目してもらいたい。背面をよく見ると、大きなリボンやしっぽが付いていたり、会社のロゴや来場者へのメッセージがプリントされていたりと、バリエーションに富んでいるのが分かる。

赤く大きなリボンがポイント
赤く大きなリボンがポイント
うさぎのような、白く丸いしっぽがかわいさを引き立てる
うさぎのような、白く丸いしっぽがかわいさを引き立てる
大好きなゲーム会社のロゴを記念撮影するなら、コンパニオンの背中が狙い目かも
大好きなゲーム会社のロゴを記念撮影するなら、コンパニオンの背中が狙い目かも
コンパニオン衣装の背中は、企業が来場者に伝えたいサインボードにもなる
コンパニオン衣装の背中は、企業が来場者に伝えたいサインボードにもなる
どこから見られているか分からないコンパオン。背面のデザインも手は抜けない
どこから見られているか分からないコンパオン。背面のデザインも手は抜けない

作り込まれた「小物」を見逃すな

 最後に中島氏は「小物とのバランスも見てもらいたい」と言う。予算に余裕のあるメーカーの衣装は、「小物もしっかり作り込んでいるところが多い」とのこと。足元を見れば、コンパニオンの身長差への対応が見て取れるかもしれない。「ヒールの高さを調整して合わせたり、あえて高さをばらけさせたりしている場合もある」(中島氏)。

 例えばバンダイナムコエンターテインメントのコンパニオンは、ちょこんと頭に乗せた帽子がかわいさを引き立てている。さらに帽子をよく見ると、アクリル板を切り抜いたと思われる「パックマン」を発見。視線を下に移し、長いソックスに目をやると、そこにもパックマンと「アカベエ」がプリントされている。自社を代表するキャラクターを衣装デザインに取り入れ、ゲームの世界観と企業ブランドを巧みに表現している。こうしたゲーム会社とデザイナーによるちょっとした“遊び心”を読み取るのも、コンパニオン衣装鑑賞の楽しみといえるだろう。

 奥深いコンパニオン衣装の世界。新たな視点で眺めてみると、これまで以上にTGSを楽しめること請け合いだ。

バンダイナムコエンターテインメントのコンパニオンの帽子にパックマンが。コンパニオン衣装を楽しむときは、こうした小物の作り込みにも注目しよう
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長いソックスにはパックマンとアカベエがプリントされている
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Samsung SSDのコンパニオン衣装は、腕に商品の「SSD(ソリッドステートドライブ)」を仕込む直球勝負
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インテルのコンパニオン衣装には同社のCPUをモチーフにした「CORE i9 9th Gen」の装飾が施されている。同社のCoreプロセッサーは既に「第10世代」へ踏み出している。来年は……
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