最新ゲームの祭典「東京ゲームショウ2019(TGS2019)」が2019年9月12日、千葉・幕張メッセで開幕した。TGSは最新ゲームはもちろん、今後の新技術をいち早く体感できる場でもある。今年の目玉は「5G」。高速大容量や低遅延といった特徴は、eスポーツやAR(拡張現実)の新たな楽しみ方を生み出す。

 展示会場を歩くと、例年に増してスマホゲームの比率は増えている。そのスマホゲームの楽しみ方を大きく変える技術が、次世代モバイル通信「5G」だ。高速大容量・低遅延・多接続という3つの特徴を持つ5Gを利用すれば、いつでもどこでもリッチな表現のゲームを快適に楽しめる。ゲームは5Gの最も重要なユースケースの1つとも言われる。

2019年9月12日に「東京ゲームショウ2019」が開幕した
2019年9月12日に「東京ゲームショウ2019」が開幕した

 TGS2019開幕直後の基調講演もテーマは5Gだった。NTTドコモのほか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、スクウェア・エニックスなどゲーム業界のキーパーソンが集まり、国内で20年に本格化する5Gによるゲームの進化を議論した。

基調講演では、NTTドコモのほか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、スクウェア・エニックスなどのキーパーソンが5Gとゲームの将来について議論した
基調講演では、NTTドコモのほか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、スクウェア・エニックスなどのキーパーソンが5Gとゲームの将来について議論した

 TGSのようなゲームのイベント会場で「ぱっとスイッチオンして、高速かつ低遅延でつながる通信網を用意して欲しいというニーズが高まっている」とNTTドコモ執行役員5Gイノベーション推進室長の中村武宏氏は語る。スマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」などを運営するガンホー・オンライン・エンターテイメント社長の森下一喜氏は、「(5Gの活用で)大会を見に来てくれる観客と一体化して、ゲームで一緒にできる仕組みができれば、今までに体験したことないイベントができる」と話した。5Gはゲームのプレイ体験だけでなく、観戦の楽しみ方も変えるというわけだ。

「5G」をアピールするNTTドコモの会場ブース
「5G」をアピールするNTTドコモの会場ブース
 まさに基調講演で話題になった5G時代のゲームイベントの姿を、NTTドコモは会場内のブースで先取りしている。ブースでは5Gの基地局を設置し、5G対応スマホを使って最大100人ユーザーが同時に対戦できるようにした。サッカーゲーム「ウイニングイレブン 2019」のほか、対戦アクションゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」などの大会も開く。