東京ゲームショウ2019(TGS2019)に華を添える各メーカーのコンパニオン。身にまとうのは各社のイメージに合わせたオリジナル衣装だ。意外と知られていないコンパニオン衣装の舞台裏を老舗衣装メーカー「ROCHE(ロッシュ)」のデザイナーに聞いた。第2回は異なる分野の衣装の違い。

コスプレ衣装はメーンのゲームキャラクターのイメージを大切にする。コンパニオンやレースクイーンとはまた違ったアプローチが必要となる。写真はバンダイナムコエンターテインメント『CODE VEIN』に登場するミア・カルンシュタイン
コスプレ衣装はメーンのゲームキャラクターのイメージを大切にする。コンパニオンやレースクイーンとはまた違ったアプローチが必要となる。写真はバンダイナムコエンターテインメント『CODE VEIN』に登場するミア・カルンシュタイン

レースクイーン衣装は「切れ込み」から「おしゃれ志向」に

 ロッシュ(東京・新宿)が手掛ける衣装のジャンルは多岐にわたる。例えばTGCもコンパニオン衣装だけでなく、ゲームキャラクターのコスプレコスチュームがある。それ以外にレースクイーンの衣装も多数製作している。イベントの分野が変われば、衣装の作り方はどのように変わるのだろうか。

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 ロッシュのベテランデザイナーで、TGSでも多数の企業のコンパニオン衣装を担当してきた中島一生氏によると、以前は切れ込みの深い水着のイメージ一辺倒だったレースクイーンの衣装は、「最近はオシャレ志向になってきた。これまで使用していなかった、一般的な素材を使うようになったのも最近の傾向。ただ、(かつてのレースクイーンの)イメージとかけ離れてしまうため、素材をうまく掛け合わせるのは難しい」と話す。

 TGSに関しては、コスプレコスチュームは「その年のメーンとなるゲームキャラクターのイメージを何よりも大切にする」と中島氏。一方、コンパニオン衣装については予算の都合で、毎年変更する企業もあれば数年着回すメーカーもあるという。

ロッシュの武藤幸子社長(写真左)と、デザイナーの中島一生氏
ロッシュの武藤幸子社長(写真左)と、デザイナーの中島一生氏