芸能界随一の格闘ゲーマーとして知られるゴールデンボンバーの歌広場淳さんが、昨年に続き、東京ゲームショウ2019を体験レポート。今回は大好きな格ゲー以外をプレーし、ゲーマーとしての新境地を開拓していく。

 そろそろ終了時間。SIEのブースを後にし、取材もこれで終わりかなと思ったその時、「俺に格ゲーをやらせろ~!」との雄叫びが聞こえた。大好きな格ゲーを封印していた今回の東京ゲームショウ取材。歌広場さんの禁断症状がついに現れたのだ。

 とはいえ、もう時間がないし、格ゲー(しかもストV)をすぐに試遊できるかどうかもわからない。まいったなぁと天を仰ぐと、目に飛び込んできた“5G”の文字。よく見ると、目の前には試遊台がズラリと並んでいる。そこに偶然にも「ストリートファイターV」のパネルが付いていた。

歌広場さんを救うNTTドコモのブース!
歌広場さんを救うNTTドコモのブース!

 NTTドコモのブースでは、『ストリートファイターV アーケードエディション』や『PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)』など、eスポーツ大会も盛んな人気タイトルを、5Gを活用して対戦できる。合計100席を備える大型ステージには、空いていれば座れる自由参加制のシートが用意されている。時間も時間だったので、取材班は待ち時間なくプレーできた!

試遊台が100席も並ぶ!
試遊台が100席も並ぶ!

 ストVのシートに着席する歌広場さん。対戦相手はスタッフのお姉さん。歌広場さんのキャラクターはもちろんケン、キャミー似のお姉さんはキャミーを選択。ちなみに隣のシートでは、いぶき似のスタッフのお姉さんがいぶきを使っていた。そういうアレだろうか。

今日イチ真剣な歌広場さん。これまでと入り込み方が違いすぎるよ!
今日イチ真剣な歌広場さん。これまでと入り込み方が違いすぎるよ!
アケコンを手にした歌広場さん、水を得た魚。カチャカチャ、タン、タンタンターン!
アケコンを手にした歌広場さん、水を得た魚。カチャカチャ、タン、タンタンターン!

 さすがは芸能界最強とも言われるストVプレーヤー。リズムよく技を繰り出してキャミーを翻弄する。もちろん力量の差は大きいが、何かに取り憑かれたようにプレーする歌広場さんとお姉さんの温度差が大きすぎる(笑)。フィニッシュは中足からクリティカルアーツにつなげて大満足の歌広場さん。まさに鬼の所業。完全にストレス発散状態。

キャミーを無言でボッコボコ(笑)。さすがにお姉さんも苦笑いですやん
キャミーを無言でボッコボコ(笑)。さすがにお姉さんも苦笑いですやん

愛だね、愛。

 「ありがとうございました!」としっかり挨拶するも、すぐさま真顔になってレバー操作を確認する歌広場さん。タン、タン、タタターン! まったく席を離れようとしない。こんな人ゲーセンにいるよなぁと思っていたら、「一戦いいですか?」と挑戦者が現れた。Here Comes A New Challenger!

また対戦ができてうれしそうな歌広場さん(そういやクレヨンしんちゃんもうれしいときこんな顔するよね)
また対戦ができてうれしそうな歌広場さん(そういやクレヨンしんちゃんもうれしいときこんな顔するよね)

 対戦相手はバルログ使い。腕前もなかなかのもの。1ラウンド目は相手が取り、2ラウンド目は歌広場さんが取る。3ラウンド目までもつれ込む、見ていても面白い展開に。

 最後は歌広場さんが取って見事勝利! 時間的に終わりだなと思いきや、「もう1戦どうですか?」と再戦を申し込む歌広場さん。「2先(にさき)ね、2先」って言ってたの聞き逃さなかったぞ。(「2先」とは「先に2ラウンド取ったほうが勝ち」っていう意味ね)

ケンのクリティカルアーツ「紅蓮炎迅脚」が決まる!
ケンのクリティカルアーツ「紅蓮炎迅脚」が決まる!
またもや3ラウンド目までもつれこんだ戦いを、歌広場さんが制す
またもや3ラウンド目までもつれこんだ戦いを、歌広場さんが制す
お互いに健闘をたたえ合う。ナイスゲーム!
お互いに健闘をたたえ合う。ナイスゲーム!

 対戦した方は、どうやら歌広場さんが昔読んでいたアーケードゲームの雑誌の編集者だったらしい。もちろん知り合いではないが、「こんなことってあるんですね。先に言ってほしいですよ(笑)」と、格ゲーを通じた不思議な縁にしみじみする歌広場さん。

 封印していた格闘ゲーム、しかも大好きなストVをプレーした感想は?「水を得た魚というか人参を得た馬。自分で言うのもなんですが、もう別人じゃなかったですか。ただただ楽しかった。いつも以上にレバーがなめらかで、自分の手足のようにキャラが動かせました。やっぱりストVは楽しいですね!めちゃくちゃ楽しかった!」と話す。

 ストVから離れて他のゲームをたくさん遊んだことで、改めてストVの魅力と、自分がどれほどストVが好きかということを再確認したという。愛だね、愛。

「やっぱり僕はストVが好きだ~!」
「やっぱり僕はストVが好きだ~!」

(文/津田昌宏、写真/小林 伸、ヘアメイク/木下理恵)

関連リンク
東京ゲームショウ2019特設サイト
東京ゲームショウ2019公式サイト

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