芸能界随一の格闘ゲーマーとして知られるゴールデンボンバーの歌広場淳さんが、昨年に続き、東京ゲームショウ2019を体験レポート。今回は大好きな格ゲー以外をプレーし、ゲーマーとしての新境地を開拓していく。
続いてやってきたのは、ゲームスクールコーナー。ここにはゲームの専門学校生たちが開発したゲームが並ぶ。昨年、ママチャリを使ったVRゲームを楽しんだこともあり、新たな出合いを求めて訪れた。
今年の出合いはトランポリンだった。愛知工業大学が手がける『飛翔』は、トランポリンで飛び跳ねて画面上の気球を動かし、スコアを競うという内容らしい。体を動かすことが大好きな歌広場さんは、早速プレーしてみることに。
持ち前の運動神経を発揮し、なんと1回目で暫定4位となるハイスコアを叩き出した歌広場さん。初見プレーでこの高得点に、愛知工業大学の学生も驚いていた。しかしトップ3入りを狙って再挑戦した2回目は、思うように得点が伸びず、ここで終了。
トランポリンゲーの感想を聞くと、「去年のママチャリもそうだけど、学生はお金がないから、身近にある物を使ってゲームを作って遊んでやろう、という気持ちが伝わってきますね。ニヤニヤして作ったのか、マジメに本気で作ったのかはわかりませんが、なんでこれ作ったの?ってインタビューしたくなる。メジャータイトルをプレーしたとき以上に、制作者の声が聞きたくなりました。ゲーム愛がビンビンに感じられて、単純に面白かったですね」と話してくれた。
「こ、こ、これはおバカゲームだ~!」
朝、東京ゲームショウの会場に入ってすぐに、「今日ゲームショウに来てるよ!おすすめ教えて!」とツイートしていた歌広場さん。すると「インディゲームコーナーに出展しています!ぜひウチに遊びに来て下さい!」とのリプがあったという。「そういうのキライじゃないんですよね~」と、インディゲームが並ぶ9-11ホールへと移動。人が良すぎる!
リプをもらったブースにあったのは、スマホゲーム『薔薇と椿』。金持ちの家で繰り広げられる、美しい女性たちの戦い。タイミングをあわせて画面をスワイプし、ビンタを応酬するという内容だった…。これを聞いた歌広場さん、爆笑しながら膝から崩れ落ちる。「こ、こ、これはおバカゲームだ~!」
「ツイッターの呼びかけで来てみたら、案の定、最高でした! なんとなく面白そうな気はしていたんですよね~」と話す歌広場さん。「スマホゲームはやっぱりアイデア勝負なところがある。こんなに世の中の技術は進化しているのに、オバカゲームは絶対に消えないんだと、なんだか勇気をもらいましたね。感動するゲームだけがゲームじゃない!」と、ゲームの多様性を改めて見直したという。
「なにこれ、ゴールデンボンバーだよ!」
「せっかく9-11ホールに来たので、ちょっと寄りたいところがあるんです」と歌広場さん。いいですよ、行きましょう!と、やってきたのは物販コーナー。お目当ては、アーケードコントローラー用のバッグだという。
いつでもどこでも「ストV」をするために、常にゲーミングPCとアーケードコントローラーを持ち歩いているという歌広場さん。しかしアケコンは大きいため、ちょうどいいサイズのバッグがなかったそう。そんなとき、TGS2019の三和電子の物販ブースで、アケコン用バッグが先行販売されるとの噂を聞きつけた。
「一度見てみたかったんです。レバーが出る構造がいいですね。レバーは圧力がかかると不具合が生じるので、よく考えられています。見た目もかわいいし、もう一回り大きいサイズが出たら買おうかな」と歌広場さん。バッグの購入は見送ったものの、隣に陳列されていたレバーボールに食いつく。「金色じゃん!こんなのあるんだ!」と、メタリックなレバーボールを即購入。思わぬ戦利品に満足した様子で、9-11ホールを後にしたのだった。
(文/津田昌宏、写真/小林 伸、ヘアメイク/木下理恵)
関連リンク
東京ゲームショウ2019特設サイト
東京ゲームショウ2019公式サイト