バトルでもゲームによって苦手なのが不思議

――18年のTGSで体験したゲームでは、何が一番苦手でしたか?

歌広場: 不思議なことに『JUDGE EYES:死神の遺言』のバトルは苦手でしたね。『ストリートファイターⅤ』ならかなり複雑なコンボも覚えられるんですが、『JUDGE EYES:死神の遺言』の連続技はまったく覚えられませんでした。それと、どうもフラグ管理みたいなものが苦手で、次に何をしたらいいのかが分からなくなっちゃうんですよね。

「東京ゲームショウ2018」では『JUDGE EYES:死神の遺言』に挑戦(写真/小林伸)
「東京ゲームショウ2018」では『JUDGE EYES:死神の遺言』に挑戦(写真/小林伸)

――ほかに印象に残っているゲームは?

歌広場: やはり先に挙げた『Dead by Daylight』です。面白さの肝となる部分がすごく納得できたんです。

 開発者の方が「このゲームは鬼ごっことかくれんぼと缶蹴りの複合体です」とおっしゃっていて、「なるほど! これは日本人、好きだろう!」と。

 自分が助かるにはみんなで協力したほうが有利で、だから仲間が捕まったらリスクを冒してでも助けに行ったほうがいい。ここが「缶蹴り」と同じ。でも、出口が開いた後では、見捨てて出口に向かうほうが、確実に自分は助かります。描いている世界は非日常ですけれど、この辺のプレーヤーの葛藤が現実の人間関係に通じるものがあって、面白かったです。

 僕はやり込んだゲームの数は少ないですが、知識だけはあるんですよね。だから、遊んだことのないゲームでも「ああ、あれと似たゲームかな」というように、いろいろなゲームのタイトルが頭に浮かびます。でも、「ああ、あれね!」と知ったふうに話してしまうのが、実は嫌なんですよ(笑)! ゲーム愛の貯金がなくなってしまうと、そういう嫌な言い方をついしてしまいがち。そうではなく、きちんと体験としていろんなゲームを遊ぶ。今度のTGSはそのいいチャンスになると思っています。

(写真/酒井康治=日経クロストレンド編集)