1997年から続く「アトリエ」シリーズは、コーエーテクモゲームスのガストブランドを代表するRPG。3~4タイトルごとに新シリーズが展開される。東京ゲームショウ2019では、新シリーズ1作目となる『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』の試遊が可能だ。

 『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』の舞台は、湖の中に浮かぶ島「クーケン島」。主人公の少女・ライザが、幼なじみたちと一緒に立ち入り禁止となっている島の対岸へ探検に出かけるところから物語は始まる。そこで錬金術の存在を知ったライザたちは、その力によってさまざまな場所や人と出会い、やがて島の秘密や迫りくる脅威を知ることになる。

試遊エリアの隣にあるイベントステージでは大画面でPVが流れている
試遊エリアの隣にあるイベントステージでは大画面でPVが流れている
実機での試遊画面。試遊はPlayStation 4とNintendo Switchのどちらかを選べる
実機での試遊画面。試遊はPlayStation 4とNintendo Switchのどちらかを選べる

 ファンタジーな世界観でありながら、主人公が英雄や勇者ではなく「普通の女の子」であることが「アトリエ」シリーズの共通点。シリーズを一貫して「等身大の少年少女のほんのちょっとの成長」がテーマになっており、登場人物の1人が必ず錬金術士であることなど、「アトリエ」の中核部分は変わらない。

 一方、新シリーズである本作から変わった点も多数ある。例えば、ホットパンツ姿のライザは「アトリエ」シリーズの主人公としてはかなり珍しいデザインだ。これまでの「アトリエ」で岸田メル氏やNOCO氏が描いてきたのは、きらびやかで、いかにも少女らしい見た目や衣装をまとった主人公。それ故スカートを着用したキャラクターが多かった。本作のキャラクターデザインを手がけたイラストレーターのトリダモノ氏は、かなり試行錯誤を繰り返し、最終的に生まれたのがホットパンツ姿のライザだったそうだ。

ブースには主人公・ライザの等身大フィギュアが展示されており、撮影が可能
ブースには主人公・ライザの等身大フィギュアが展示されており、撮影が可能

試遊はわずか15分しかない

 夏を思わせるコントラストの効いたグラフィックも特徴的だ。従来の「アトリエ」シリーズよりも影の描写が豊かで、とりわけ夜空の表現がすばらしい。東京ゲームショウの試遊時間内にフィールドの昼・夜両方を体験するのは難しそうだが、ぜひ今までの「アトリエ」とはひと味違うグラフィックを堪能してほしい。

 試遊台は全部で10台(PlayStation 4とNintendo Switchが5台ずつ)。試遊時間は15分だ。昨年出展された『ネルケと伝説の錬金術士たち~新たな大地のアトリエ~』の試遊時間が30分だったことを思うと、15分間は本当にあっという間に終わる。採取や戦闘システムを体験したい人は、チュートリアル終了後すぐに「島の対岸」へ向かうといいだろう。スティックでアングルを変えながら、夏を感じさせる日差しや木々の陰影に目を凝らしたり、ライザの衣装やアクションを360度じっくり観察するだけでも新しい「アトリエ」体験になるはずだ。

ビジネスデイは両日ともに開場後すぐ30分待ちとなった
ビジネスデイは両日ともに開場後すぐ30分待ちとなった
試遊特典はオリジナルクリアファイルと、物販ブースの買い物で特典がもらえる引換券(がすとちゃんの名刺)の2種類だ(なくなり次第終了)
試遊特典はオリジナルクリアファイルと、物販ブースの買い物で特典がもらえる引換券(がすとちゃんの名刺)の2種類だ(なくなり次第終了)

(文・写真/大吉紗央里)

関連リンク
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