バンダイナムコエンターテインメントブースの目玉作品である『ONE PIECE 海賊無双』と『ドラゴンボールZ KAKAROT』。大人気の国民的コミックを原作とする両ソフトは、ファンならばにやりと楽しめる要素が満載。なおかつ小さなお子様でも問題なく楽しめる爽快アクションゲームだった。

 バンダイナムコエンターテインメントのゲームといえば、やはり週刊少年ジャンプの人気コミックのゲーム化作品は外せない。さっそく体験プレイをすることに。

 まずは『ONE PIECE 海賊無双』(PlayStation 4・Nintendo Switch・XboxOne/2020年発売予定/価格未定)から挑戦。「ONE PIECE」の世界観で「無双」シリーズのアクションが楽しめる豪快きわまりないゲームだ。ブース内には8台の試遊台が用意され、15分間の体験プレーが可能だった。

 プレー可能だったのは、ルフィを操作してアクションのチュートリアルを体験し、最後にビッグ・マムとのボス戦を堪能できる「作戦失敗!? 脱出万国」、そしてルフィ、ゾロ、キャロット、クザン、イチジの中から1人を選んでワノ国を舞台に戦い、最後にドレークとのボス戦を体験できる「上陸! 侍の国の冒険」の2ステージ。どちらかを選択しての試遊となる。

 せっかくなので、おそらく上級者向けであろう「上陸! 侍の国の冒険」を選択。適当にボタンを押すだけで何百人もの敵キャラを一気に蹴散らす「無双」シリーズならではの爽快感が堪能できたし、ジャンプとチャージ攻撃、さらにはパーダッシュなどを組み合わせれば、大勢の敵キャラを跳ね上げる「打ち上げ攻撃」もすぐに実行可能。まさしく「無双」シリーズの爽快感が堪能できるゲームである。

ワノ国を舞台にした「上陸! 侍の国の冒険」。わらわらと出てくる侍たちを蹴散らしていくステージだ
ワノ国を舞台にした「上陸! 侍の国の冒険」。わらわらと出てくる侍たちを蹴散らしていくステージだ
若い人たちから年配の方たちまで、幅広いユーザーが試遊台を楽しんでいた。さすがは国民的コミックのゲーム化作品だ
若い人たちから年配の方たちまで、幅広いユーザーが試遊台を楽しんでいた。さすがは国民的コミックのゲーム化作品だ

 残念ながら時間切れとなり、最後の大ボス・ドレークを倒すことはできなかったが、2000を超す敵キャラをなぎ倒すことには成功。ワンピースのキャラクターならではのアクションと「無双」シリーズの相性の良さを実感することができた15分間となった。

こちらはチュートリアルが用意された「作戦失敗!? 脱出万国」のプレー中の様子。ビック・マムとのボス戦が待っている
こちらはチュートリアルが用意された「作戦失敗!? 脱出万国」のプレー中の様子。ビック・マムとのボス戦が待っている
ブース内には等身大のルフィのフィギュアが立っている。その周辺は、記念撮影のために大混雑だった
ブース内には等身大のルフィのフィギュアが立っている。その周辺は、記念撮影のために大混雑だった

孫悟空(カカロット)とラディッツの激闘が蘇る

 続いては『ドラゴンボールZ KAKAROT』(PlayStation 4・XboxOne/2020年初頭発売予定/価格未定)を体験。8台用意された試遊台では20分の体験プレーが可能。兄・ラディッツに息子である悟飯をさらわれた孫悟空が、ピッコロと共闘して戦うシーンを再現したバトルアクションが体験できた。

8台の試遊台には熱心なファンたちの姿が。開場後すぐに行列が作られ、大人気となっていた
8台の試遊台には熱心なファンたちの姿が。開場後すぐに行列が作られ、大人気となっていた

 まずは筋斗雲に乗ってフィールドを移動し、ラディッツを探し出し、北にいるラディッツのところに向かう。そしてピッコロが必殺技を出すための時間を稼ぐために、悟空が1人でラディッツに挑むという原作通りの展開を堪能できた。

ゲームが進めば、原作そのままのシーンが再現される。その再現度の高さには必ず満足できるはず
ゲームが進めば、原作そのままのシーンが再現される。その再現度の高さには必ず満足できるはず

 バトルはシンプル。3D空間を飛び回りながらラディッツの攻撃をガードし、ときにはステップを踏んで避け、攻撃を叩き込んでいけばOK。もちろん、かめはめ波などの必殺技を出すことも可能だ。

 そのままラディッツとの激闘を続けると、倒せないまでも弱点であるしっぽをつかむことに成功し……というストーリーが堪能できるはずなのだが、残念ながらここで時間切れとなってしまった。上手なプレーヤーは、その先のストーリーまで体験できたようだ。

広い空間を飛び回りながらのバトルシーン。はたして孫悟空はカカロットに勝つことができるだろうか?
広い空間を飛び回りながらのバトルシーン。はたして孫悟空はカカロットに勝つことができるだろうか?

 とはいえ、アクションの爽快さといい、原作の再現度の高さといい、誰もが楽しめるゲームであることを確認できた。大満足の出来栄えである。

ブース内にあった等身大の孫悟空のフィギュア。こちらも記念撮影のための周囲が大混雑だった
ブース内にあった等身大の孫悟空のフィギュア。こちらも記念撮影のための周囲が大混雑だった

(文・写真/野安ゆきお)

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