東京ゲームショウ2019のブースで、2019年9月27日に発売となるニンテンドースイッチ版『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』を体験できる。17年7月に発売されたPlayStation 4(PS4)版と3DS版の両方の良さと、スイッチ向けの新機能を詰め込んだ、遊びやすいシリーズ最新作となっている。
スクウェア・エニックスのブースでは『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の試遊展示は10台用意している。そのうち5台はテレビモニターに接続し大きな画面でプレイできるTVモードが体験できる。そして残りの5台はスイッチ本体の画面でプレイする携帯モードが体験できる。どちらのモードで試遊したいかを選べたので、ハードウエアの特性をそのまま体感しやすい携帯モードを体験してみた。
携帯機でPS4の内容が楽しめる
続いて「どのモードでプレイするか?」を選ぶ。17年に発売された『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』は、3DS版はドット絵の2Dグラフィックで、PS4版はリアルな3Dグラフィックだったのだ。このため、3DS版とPS4版では、キャラクターの頭身も違っていた。今回発売されるスイッチ版は、その両方をプレイできる。試遊では、携帯ゲーム機でリアルなグラフィックを体験したかったので、3Dグラフィックを選択した。
新機能の追加でより遊びやすく
PS4版グラフィックの滑らかさや淡い色の美しさは、スイッチ版でも健在だった。内容は「デスコピオンをやっつけよう!」というテーマの試遊体験で、ゲストキャラを含めた5人のパーティーメンバーで、“デスコピオン”というサソリのボスを倒す冒険を楽しめる。ただ、ボス戦やバトルを無視してフィールド回ることもできるので、めいめいの楽しみ方ができる。
バトルについては、スイッチ版の新要素として「バトルスピード」という機能がある。戦闘のシーンの表示速度を「ふつう」「はやい」「超はやい」の三つから選ぶことができる。試遊時間が15分と限られていたこともあり、今回は「超はやい」を選択したが、隙間時間に携帯ゲーム機を少しずつプレイするユーザー向けのとても良い機能だと感じた。
単にPS4版と3DS版の両方をそのまま移植するのではなく、スイッチという携帯機がどういうシーンでプレイされているかを考慮している。プレーヤーの生活スタイルや好みにあわせて「ドラゴンクエスト」を楽しめる親切な作りになっていることが実感できた。
(文/花森リド、写真/花森リド、写真提供=スクウェア・エニックス)
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東京ゲームショウ2019公式サイト

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