カプコンは2020年1月23日に『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』を発売する。東京ゲームショウ2019(TGS2019)のカプコンブースで試遊可能だ。
「ロックマン」シリーズは、1980年代から続く人気2Dアクションゲーム。『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』は、2002年から07年にかけて発売された「ロックマン ゼロ」シリーズと「ロックマン ゼクス」シリーズの合計6タイトルをオリジナルの状態を保ったまま収録し、最新ゲーム機で遊ぶことができる。PlayStation4とXbox One、ニンテンドー スイッチ、PC(Steam)で発売するが、TGS2019のカプコンブースで体験できるのは、このうちスイッチ版だ。
「高画質フィルター」の効力が凄い
『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』には、過去にゲームボーイアドバンスで発売された「ロックマン ゼロ」シリーズの『ロックマン ゼロ』『ロックマン ゼロ2』『ロックマン ゼロ3』『ロックマン ゼロ4』の4タイトル、ニンテンドーDSで発売された「ロックマン ゼクス」シリーズの『ロックマン ゼクス』『ロックマン ゼクス アドベント』の、合計6タイトルを収録している
実際に『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』を試遊した。メインタイトルからゲームを選ぶと、そのタイトルが起動する仕組み。最初にシリーズ1作目の『ロックマン ゼロ』をプレーしたところ、まず驚いたのがその画質だ。当時の低解像度画面を拡大して表示しているが、かなりきれいなのだ。
ゲームボーイアドバンスの解像度はたった240×160ドットしかなく、フルHD(1920×1080ドット)や4K(3940×2160ドット)という高解像度が当たり前の最新ゲーム機と比べると、かなり低い。過去のゲームを現在のテレビに映すには、画面そのものをかなり拡大しなければならない。そうなると、キャラクターや文字などの輪郭が見苦しくなる。
だが『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』には、「高画質フィルター」という機能があり、輪郭をなめらかに補正するため、キャラクターや文字の輪郭表示に違和感がほとんどない。今回の試遊では試すことができなかったが、ドットの角を残したまま拡大して表示する画面モードも備えており、好みに応じて選べるのもうれしい。
サブ画面を右下に表示
次に『ロックマン ゼクス』をプレーした。2画面を持つニンテンドーDSからの移植ということもあり、大きく表示されたメイン画面の右下にサブ画面が小さく表示され、主人公の能力の切り替えや情報表示などができる。サブ画面は情報表示には十分、かつ邪魔にならない大きさでプレーしやすい。
『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』は通常プレーのほかに、世界中のライバルとクリアタイムを競う「WWレコードチェイサー」などがある。試遊ではこれらのモードを試すことができなかったが、面白い仕組みだ。
(文/田代祥吾)