東京ゲームショウ2019(TGS2019)にて、カプコンとインテルが賞金総額25万ドルの『ストリートファイターⅤ』大会の開催を発表した。2020年7月に東京で決勝大会が開催される。

『ストリートファイターⅤ』大会の開催を発表するカプコンの代表取締役社長COOの辻本春弘氏(写真左)と、インテルの代表取締役社長の鈴木国正氏(写真右)
『ストリートファイターⅤ』大会の開催を発表するカプコンの代表取締役社長COOの辻本春弘氏(写真左)と、インテルの代表取締役社長の鈴木国正氏(写真右)

eスポーツは夢のスポーツ

 2019年9月12日、東京ゲームショウ2019のカプコンブースで同社代表取締役社長COOの辻本春弘氏、インテルの代表取締役社長の鈴木国正氏、「ストリートファイター」シリーズの統括プロデューサーの小野義徳氏が登壇し、eスポーツの展望を語った。また20年7月に東京で開催されるeスポーツ大会「Intel World Open in Tokyo」の概要を明らかにした。

 カプコンの辻本氏は挨拶の後、Intel World Open in Tokyoにおいてカプコンの『ストリートファイターⅤ』が正式種目として採用されたことを発表。カプコンはインテルと協力し、このイベントをeスポーツの普及や振興に役立て、さらにゲーム産業の発展につなげたいと誓った。

 辻本氏はeスポーツはリアルなスポーツと違い、男女や年齢など問わず、同じステージに立ち、そこで競い合えるみんなが参加できる「夢のスポーツ」「未来のスポーツ」と考えている。将来的に野球やサッカーのように育てるのがeスポーツのミッションだという。

カプコンの辻本氏は、eスポーツを野球やサッカーのように育てたいという
カプコンの辻本氏は、eスポーツを野球やサッカーのように育てたいという

eスポーツは経験値の高い業界

 続いてインテルの鈴木氏が登壇し、eスポーツに対する取り組みを説明した。同社は13年前の06年から「Intel Extreme Masters」(以下IEM)という、eスポーツイベントのメインスポンサーを務めている。19年5月にシドニーで開催されたIEMは、3日間で約2万3000人の観客が訪れ、2000万人がオンラインで視聴するほど世界的に注目度が高いという。インテルにとってeスポーツは、「体に染みついた経験値の高い業界」だと強調した。

 ただし、日本のeスポーツは「世界のたった5%しかない業界」。その分、これから「まだまだこれから伸びる」と語った。そうした環境の中、カプコンと共に裾野を広げるため開催するのがIntel World Open in Tokyoというわけだ。IEMがプロゲーマーのみ参加できる大会に対し、Intel World Open in Tokyoは予選から誰もが参加できる大会にするという。裾野を広げるには「やっぱりストリートファイターだろう」ということで、今回、インテル側からカプコンに声をかけたという。このIntel World Open in Tokyoを皮切りに、誰もが参加できるゲーム大会を世界に広げ「eスポーツの裾野を広げていきたい」とした。

インテルの鈴木氏は日本のeスポーツは「まだまだこれから伸びる」と見る
インテルの鈴木氏は日本のeスポーツは「まだまだこれから伸びる」と見る

賞金総額25万ドル!

 最後に「ストリートファイター」シリーズの統括プロデューサーの小野義徳氏が登壇し、Intel World Open in Tokyoの大会概要を説明した。

 大会の賞金総額は25万ドル、20年7月にZeppダイバーシティー東京で決勝大会を開催するという。『ストリートファイターⅤ』の大会は通常1対1の個人戦だが、Intel World Open in Tokyoは、3対3の団体戦で開催される予定だ。

 次に選手の選抜フローが説明された。開催国の日本は優遇されており、国内のオンライン予選から日本代表決定戦で勝ち進むと、東京の決勝戦に参加できる。海外は選抜12カ国のオンライン予選と代表決定戦、または8地域のオンライン予選と代表決定戦で代表選手を選出し、ポーランドで開催される最終予選でIntel World Open in Tokyoに参加できる選手を選出するという。

インテルの鈴木氏(写真左)と、「ストリートファイター」シリーズの統括プロデューサーの小野義徳氏(写真右)は大会の成功を誓い、がっちりと握手した
インテルの鈴木氏(写真左)と、「ストリートファイター」シリーズの統括プロデューサーの小野義徳氏(写真右)は大会の成功を誓い、がっちりと握手した

(文/田代祥吾、写真/中村宏)

関連リンク
東京ゲームショウ2019特設サイト
東京ゲームショウ2019公式サイト