セガゲームス/アトラスのブースのメインステージでは、会期中は連日、『龍が如く7 光と闇の行方』のステージイベントを開催している。名越稔洋総合監督ら開発スタッフが登壇し、実機プレーを交えつつその魅力を語った。
「すまないな、イチ」。組長・荒川真澄はその言葉とともに、主人公である春日一番に向けて銃弾を放つ。意識を失った一番が目を覚ますと、そこはまったく知らない街、横浜・伊勢佐木異人町だった……。
ステージイベントの冒頭で流れる映像では、『龍が如く7 光と闇の行方』の物語がこのように幕を開けること、その伊勢佐木異人町では3つの勢力がしのぎを削ることなどが語られた。
2020年1月16日に発売が予定されている『龍が如く7』では、主人公や物語の舞台となる街が新しくなることは広く知られている。名越総合監督は、ビジネスデーで試遊に2時間待ちという状況が起こっていることに触れ、それだけ新作における変化がユーザーの興味の対象になっている証であり、試遊した人たちからさまざまな反応が返ってきていることがうれしいと語った。
新作ではPerfumeなどのプロデュースで知られる田中ヤスタカさん、それに人気グループの湘南乃風がテーマソングを担当すること。堤真一さん、中井貴一さん、安田顕さんら豪華俳優陣が声の出演をしていると紹介した。中井さんは台本をすべて暗記していてまったく見ることなく収録に挑んでいたといったエピソードも披露された。
続いて主人公の春日一番を演じた中谷一博氏、プロデューサーの阪本寛之氏、ディレクターの堀井亮佑氏が登壇。実機のプレーを通して新作における大きな変更点である舞台となる横浜・伊勢佐木異人町や、バトルシステム「リアルタイムRPGバトル」などについて語られた。
このステージイベントを通じて感じられたのは、シリーズとしての魅力を押さえつつ、随所に開発スタッフの新たな挑戦が見られるという点。次作もまた大きなヒットにつながりそうだという期待を感じさせた。
なお、この『龍が如く7 光と闇の行方』のステージイベントは最終日15日も13時30分からの開催が予定されている。
(文・写真/稲垣宗彦=スタジオベントスタッフ、写真提供=セガゲームス)
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