新たな主人公、新たな舞台、新たなバトルシステムで生まれ変わった人気シリーズ最新作『龍が如く7 光と闇の行方』。東京ゲームショウ2019(TGS2019)のセガゲームス/アトラスのブースでは、この作品がビジネスデイから多くの来場者の注目を集めていた。
横浜・異人町で新主人公、春日一番が活躍!
TGS2019全体を通してみても本作の注目度はかなり高かったようで、ビジネスデイでも試遊に最大で約2時間待ちという状況が生まれていた。
漢(おとこ)たちの熱い生き様を骨太に描き、高い人気を得てきた「龍が如く」シリーズの最新作が、『龍が如く7 光と闇の行方』だ。このシリーズでは実在の繁華街をモデルにした架空の街が舞台になっているのがひとつの特徴。なかでも全国有数のわい雑なにぎやかさを誇る繁華街をモデルにした「神室町」がひとつのシンボル的な存在にもなっていた。今作の舞台は「横浜・伊勢佐木異人町」に。そして主人公も桐生一馬から新主人公「春日一番」へと変更になった。
今度の主人公、春日一番は桐生一馬よりもどこか陽気さが感じられる人物。さらに無一文の状態から日銭を稼ぐ生活を強いられることなどが全体の印象の変化を生んでいる。「伝説の極道」と言われた桐生一馬も魅力的な人物で、従来作品も作中の各所にユーモアがちりばめられてはいたが、今作ではさらに親しみやすくなったと感じるのだ。
親しみやすさを感じさせるもうひとつの変化が、バトルシステムの変更だ。従来はリアルタイムの3Dアクションだったものが、今回からはRPGのようなコマンドバトルになった。強力な技もボタンの押し分けと、リストからの選択で繰り出すことができるので、アクションが苦手な人でもバトルでつまずくことはなくなった。
試遊バージョンを遊んで感じたのは、さまざまな変化が加えられてはいるものの、あくまでも「龍が如く」のテイストは崩れていないということ。主人公やバトルシステムを従来作から変えたことによって、より多くの人にとって入りやすいゲームとなっているのではないだろうか。
試遊を終えた人にはマフラータオルのプレゼントあり
試遊バージョンではごく限られた一角しか歩き回ることができなかったが、今作の舞台となる「伊勢佐木異人町」は神室町の約3倍という面積があるとのこと。ホームレスが生活するような場末の町並みから、中華街、夜はきらびやかなイルミネーションに彩られる港湾部など、さまざまなエリアが含まれているそうだ。早く製品版でその全貌を見てみたいものだ。
もちろん見てみたいのは、舞台となる伊勢佐木異人町だけではない。主人公である春日一番が苦境に立たされる原因となった事件や因縁にどう立ち向かっていくのかなど、ストーリーも非常に気になる。製品版が待ち遠しいのだが、発売は来年1月16日と、まだかなり先。待つしかないのがもどかしい、そんな試遊体験だった。
試遊を終えた人には、「『龍が如く7 光と闇の行方』特製クールマフラータオル」が配られる。水にぬらすことで冷感が得られる特殊素材が使われたタオルで、このシリーズならではの緻密な龍のイラストがあしらわれているのもポイント。ファンならぜひとも欲しくなるアイテムだろう。一般公開日はかなりの待ち時間が予想されるが、ぜひとも試遊にチャレンジして欲しい。
(文・写真/稲垣宗彦=スタジオベントスタッフ、写真提供=セガゲームス)
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