タイトル発表から4年。待ちにまったプレイアブル出展となったのは、アトラスとヴァニラウェアのタッグが手がける新作SFアドベンチャー『十三機兵防衛圏』だ。「本編」と「戦闘」のパートを実機プレーできるのはゲームショウが最速となる。
セガゲームス/アトラスのブースでは、アトラスとヴァニラウェアによる新作SFアドベンチャー『十三機兵防衛圏』が試遊できる。アトラスとヴァニラウェアのタッグは、これまでも「オーディンスフィア」や「ドラゴンズクラウン」シリーズを始め、美麗なグラフィックと2Dを生かした独創的な世界観で多くのゲームファンを魅了してきた。本作では特にモノの質感と影の描写がとても美しく、スクリーンショットはどれも一枚絵かと思うほどのクオリティだ。
開発元のヴァニラウェアは、独自の表現による「アクションRPG」が得意だというイメージが強い。しかし、『十三機兵防衛圏』はストーリー重視のアドベンチャー。「13人にはどんな関係があるのか?」「人類を脅かす存在とは何なのか?」、プレーヤーはキーワードを入手しながら、この世界の異変をひもといていく。
ヴァニラウェアが得意としてきたファンタジーな世界からは一変して、『十三機兵防衛圏』の舞台は近代の日本。異なる時代を生きる13人の少年少女たちが「機兵」と呼ばれるロボットに乗り、人類の存亡をかけた戦いに挑む。巨大ロボ×タイムトラベル×少年少女の群像劇という、ゲーム好きにはたまらない要素が詰まっている。
東京ゲームショウで試遊できるのは、「プロローグ」「本編体験版」「戦闘パート」の主に3つ。プロローグは3名分、本編は2名分用意されているため、合計6種から好きなパートを選んでプレーする。プロローグ3編は、すでに発売されている『十三機兵防衛圏 プロローグ』と同じものだ。
試遊台で本作を初めてプレーする人にはプロローグをお勧めするが、あらすじを知っていたりPVを見たことがある人には、ゲームショウだからこそ体験できる「戦闘パート」をお勧めしたい。アトラスの担当者は、「プレーした参加者からは、『5分操作すれば面白くなる』という声があった。バトルシステムに苦手意識がある人も一度挑戦してみてほしい」と話す。
会話ベースの謎解き、巨大ロボットによる戦闘。『十三機兵防衛圏』の実機プレーで、アトラス×ヴァニラウェアの新境地を体験してほしい。
(文・写真/大吉紗央里)
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