東京ゲームショウ2019(TGS2019)の会場内で、セガゲームスはアトラスとの連名で、大規模ブースを展開している。人気シリーズの『龍が如く7』や『新サクラ大戦』をはじめ、東京2020オリンピック公式ビデオゲームなど、例年通りに見どころ豊富なブースとなっている。
セガは豊富な試遊台で
今回のセガゲームスでは『龍が如く7 光と闇の行方』と『新サクラ大戦』、そして東京2020オリンピック公式ビデオゲームの『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』『東京2020オリンピック The Official Video Game』『ソニック AT 東京2020オリンピック』、さらにアトラスの『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『十三機兵防衛圏』を中心にブースを構成し、試遊台も豊富だ。
2020年1月16日に発売が予定されている『龍が如く7 光と闇の行方』は、ナンバリングタイトル(連続作品)の最新作ではあるが、主人公が桐生一馬から春日一番へとバトンタッチ。ゲームの舞台が神室町から横浜・伊勢佐木異人町に、バトルシステムもコマンド制に移行。今までにない魅力を持った『龍が如く』になっている。
『新サクラ大戦』もまた、シリーズ作品でありながら、大きな変化を伴った1作。メインキャラクターデザインに漫画「BLEACH」を手がける久保帯人氏、ストーリー構成には『428 ~封鎖された渋谷で~』などで知られるイシイジロウ氏を起用。『サクラ大戦Ⅴ ~さらば愛しき人よ~』の12年後の世界が描かれている。
どちらの作品も20台以上と大量の試遊台が用意されているが、ビジネスデーにもかかわらず2時間前後の待ち時間となる人気を誇っている。
また、セガゲームスのブースで前述の2作と並んで存在感を放っていたのが、東京2020オリンピック公式ビデオゲーム。世界的な人気を誇るソニックやマリオが登場するコミカルな2作と、リアルなタッチの1作だ。どれも操作はカンタンながら、ハイレベルな記録を争う楽しさを味わえる作りになっている。幅広いユーザー層から人気を得そうだ。先に紹介した2作に比べると各タイトルごとの試遊台の数は少ないが、待ち時間は比較的少なくて済むようだ。
アトラスはRPG大作2作品を出展
セガゲームスと連名で出展するアトラスは、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』と『十三機兵防衛圏』の2作品を出展。前者は全世界270万本を突破したピカレスク・ジュブナイルRPG『ペルソナ5』に新要素を多数追加したパワーアップ版。従来作品ではしっかりと描かれることがなかった“未知なる3学期”や新キャラクターが加わるなどし、『ペルソナ5』では語られなかった“深層”が明らかになるとのこと。
『十三機兵防衛圏』は、世代を超えて出会った十三人の少年少女が機兵と呼ばれる巨大なロボットに乗り込んで人類の存亡をかけた戦いに挑むというSFドラマチック・アドベンチャー。制作発表がなされてからかなりの時間が経過し、その完成をファンが熱望していた本作も、ついに発売日が11月28日に決定。なんと今回のTGS2019に出展されている試遊バージョンは20分間も遊べるという大ボリュームだ。
また、本稿でこれまでに紹介してきたタイトル意外にも、「セガパートナーズ」として『シェンムーⅢ』『NEW GUILTY GEAR(仮)』『グランブルーファンタジー ヴァーサス』などの作品も映像などを使って紹介されている。
大作ぞろいなだけに試遊の待ち時間はどの作品も長めだが、セガゲームス/アトラスのブースはその待ち時間を覚悟して臨む価値はあるはず。
(文・写真/稲垣宗彦=スタジオベントスタッフ、写真提供=セガゲームス/アトラス)
関連リンク
東京ゲームショウ2019特設サイト
東京ゲームショウ2019公式サイト