※日経トレンディ 2020年6月号の記事を再構成
スマホ決済の普及や政府の後押しなどで盛り上がりを見せる「キャッシュレス決済」。2016年9月のサービス開始以降、20年1月にはアプリが200万ダウンロードを突破したプリペイド決済サービス「バンドルカード」。同サービスを展開するカンムの最⾼経営責任者(CEO)・⼋巻渉⽒に、現状と⾒通しを聞いた。
バンドルカードの累積ダウンロード数が、直近1年で100万から200万へと2倍になりました。
八巻 渉氏(以下、八巻氏) バンドルカードの利用者は20〜30代が中心で、10代も少なくありません。クレジットカードを持てない人が決済手段にしたり、お金の使い過ぎを防ぎたい人がプリペイドで先に予算を決めたりといった使い方ができます。
アプリで誰でも1分で発行でき、ネット通販などに利用できる。特に中高生などクレカを持たない若年層にとっては、手軽な決済体験として画期的だと思います。また、プリペイドカードながら後払いできる機能も便利で、実際よく使われています。こうした決済ニーズを掘り起こすことで、最近のキャッシュレス還元競争とは距離を置いたところで支持を得られています。
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー