ポーラ・オルビスホールディングスは2018年にCVC(コーポ―レート・ベンチャー・キャピタル)を設立した。投資先の最注力分野はD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)ブランドだ。2019年内には投資するD2Cブランドはさらに2社拡大する予定。6つの視点で将来性を見極めて、投資先を選定している。

ポーラ・オルビスホールディングスは2019年7月、化粧品のD2Cブランド「PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)」を展開するDINETTE (東京・目黒)に投資した
ポーラ・オルビスホールディングスは2019年7月、化粧品のD2Cブランド「PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)」を展開するDINETTE (東京・目黒)に投資した

 ポーラ・オルビスのCVC「POLA ORBIS CAPITAL(仮称)」は、シード、アーリーステージで1億円以下の投資をする。投資対象はポーラ・オルビスの既存事業とのシナジーが生み出せる業態だ。その柱は大きく3つ。まず、「ビューティーテック分野」だ。「美容分野はテクノロジーの導入が遅れている」(総合企画室コーポレートベンチャーキャピタル担当の岸裕一郎氏)。

 例えば、センシング技術とAI(人工知能)を活用したスマートミラー「novera(ノベラ)」を開発するNovera(東京・港)は投資先の一社。鏡を通じて、顧客のデータに基づきスキンケアの提案などに活用できる可能性がある。いち早く、美容分野の技術を有する企業に投資をすることで、既存事業とのシナジーを狙う。2番目が「リテールテック分野」だ。ポーラ・オルビスは化粧品の店舗を多数展開する。リテール技術は既存店舗に活用できる可能性が高い。

ポーラ・オルビスは3つの分野を、投資の重点分野に据える
ポーラ・オルビスは3つの分野を、投資の重点分野に据える
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