マーケターにとって第三者データの必需品ともいえるのがテレビに関するデータだろう。読者が知りたいのは恐らく、自社や他社の商品売れ行きに対するテレビCMの影響。購買データとテレビデータを掛け合わせたデータホルダーは複数社ある。誰がどんな姿勢でテレビを見ているかといったデータまである。

(写真/ShutterStock)
(写真/ShutterStock)

 特集の最終回は、テレビに関するデータである。マーケティングに携わる方々には欠かせないデータだろう。購買データと掛け合わせれば、商品の売れ行きとテレビCMの関係性を把握できる。また、要因分析をしたい時には、テレビCMを見た人がどんなネットを見ているかのネット視聴データと組み合わせたサービスを利用してはいかがだろう。なお、第三者データの全体像を把握した上で、テレビデータの各サービスをお知りになりたい読者は、「ビジネスで使える6カテゴリーのデータ」をまずご覧いただきたい。

 テレビデータは2つに分けた。視聴者がどんな番組やCMを見たかというデータと、その時間にテレビ局でどんな内容を放送していたかというデータだ。視聴者サイドは「テレビ視聴」に区分し、これがいわゆる視聴率に近い分野である。テレビを持つ世帯や個人がいつ何を、どれくらい視聴しているかを測定する。一方、テレビ局サイドは「テレビ放送概要」で、テレビ番組やCMの放送日時や企画内容、出演者などを要約する。

「テレビ視聴」

 ビデオリサーチ 

サービス名 視聴率VR CUBIC
 同社のテレビ視聴率データは広告取引における“共通言語”とも言える存在だ。これとは別の消費者パネルを使ったサービス「VR CUBIC」は、テレビとネットの視聴データを組み合わせて提供する。ネット上のあるサイトを見た人がどんなテレビ番組を見ているかなどが分かる。調査地区は関東1都6県で、サンプル数は5000。VR CUBICと、消費者の属性や商品への関与などを調査したシングルソースデータ「ACR/ex」を連係させるサービス「VR LINC」も提供する。
データの種類
● 調査パネル ● 視聴率 ● 視聴履歴

 TVISION INSIGHTS 

サービス名 視聴質データ
 テレビを誰が見ているのか(個人特定)、どのように見ているのか(視聴体勢)を数値化した「視聴質」を提供する。人体認証技術を搭載したセンサーをテレビの上に置いて、テレビの前にいる複数の視聴者の視線や表情を測定している。テレビの前の滞在度をVI値と呼び、テレビの注視度をAI値と呼ぶ。メディアプランニングをする際にはVI値が活用できる。クリエーティブの評価にはAI値を使う。サンプル数は関東と関西で900世帯、約2200人。
データの種類
● 調査パネル ● ビューアビリティ ● 視聴履歴

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