コロナ禍により、様々なビジネスでオンライン化が進んでいます。企業とファン(消費者)との接点も、オンライン化を余儀なくされています。日経クロストレンドの記者が解説します。

(写真/Shutterstock)
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 コロナ禍により、様々なビジネスでオンライン化が進んでいます。企業とファン(消費者)との接点も、オンライン化を余儀なくされています。

 そんな中、改めて注目を集めているのが、SNSや動画投稿サービスの活用です。

 InstagramやTwitter、LINE、Facebook、YouTube、TikTokなどの活用を深化させ、ファンと深く結び付くことで、消費者のLTV(ライフ・タイム・バリュー、顧客生涯価値)を高めることに成功している企業も出てきています。

 日経クロストレンドでは特別取材班を構成し、製品やサービスのプロモーションに動画投稿サービスを含むSNSアプリをどう活用しているか、多数の企業に聞きました。そこからは、5つのSNSマーケティングに関するトレンドが見えてきました(詳細は2021年8月16日公開記事「キリンがTwitter方針を大転換 SNSマーケ『5つの最新トレンド』」)。

 日経クロストレンドでは、企業事例も多数、紹介しています。例えば、化粧品メーカーのオルビス。Instagramのフィード、ストーリーズ、ライブ、リールといった機能をフル活用し、ファンとの新しいつながり方を確立しつつあります。

 その他、堅い業界と思われがちな損害保険会社のSNSマーケティング施策など、斬新な取り組みは多数あります。

 一方、トレンドの発信源として注目が集まっているZ世代などの若い層では、新たなSNSを活用する動きが加速しています。大学生向けのSNSなども登場。Z世代の生の声を聞くことができる場として注目です。

 ここまでSNS活用の最新のトレンドを紹介してきましたが、最後にあえてSNSを“捨てた”奇抜なマーケティングを貫くブランドもご紹介したいと思います。

 岡山発のナショナルデパートが展開するバター専門ブランド「カノーブル」です。同社の代表はSNSが苦手と語ります。そこで、オールドツールともいえるプレスリリースに特化したマーケティングを行っています。

 重要なのは、どのような思いやメッセージを消費者に届けるのか。この取材を通じ、SNSはあくまでもつながるためのツールであると、改めて感じました。

キリンがTwitter方針を大転換 SNSマーケ「5つの最新トレンド」


オルビスが編み出した、インスタ「4つの必勝パターン」大公開


岡山発バター専門店の奇抜な販促戦略 プレスリリースに「全集中」


若者が集う新世代SNS

台湾の大学生9割が使うSNSが上陸 匿名掲示板がなぜブレイク?

 2021年4月、台湾の大学生の約9割が利用するといわれる“大学生向け”匿名SNS「Dcard」の日本版「Dtto(ディット)」が本格展開を開始した。SNSとはいうものの掲示板形式で、さらに匿名性なのが特徴だ。一見するとTwitterやInstagramよりも古いイメージに思える。だが、台湾を中心に世界で月間1600万のユニークユーザーを抱える人気ぶり。現地企業も続々とコラボに乗り出している。謎のSNSが人気を集める理由に迫った。


早慶現役学生に聞くZ世代トレンド サウナにZenly、俺の罪悪パン

 早稲田大学、慶応義塾大学の現役学生は、普段どんなスマホアプリを使っているのか。学生の間で今はやっている商品やサービスは何か。Z世代の若者たちに、コロナ時代の生活や消費行動、また早慶の流行事情を聞いた。


打倒クラブハウス!? Z世代が毎日3時間利用する「パラレル」

 音声SNSといえば「Clubhouse(クラブハウス)」が話題だが、国産の音声SNS「パラレル」も日本を含むアジア圏で100万ダウンロードを超える人気となっている。クラブハウスとは何が違い、何がウケているのか。アプリを開発したReact(リアクト、東京・港)の代表2人に話を聞いた。


インスタ地図検索機能の衝撃

インスタ新機能「地図検索」のマーケ活用 2つの落とし穴

 2021年6月17日、Instagramが近隣の店舗情報などを探せる地図検索機能を国内で導入すると発表した。飲食店などのローカルビジネスは、「食べログ」といった既存のローカル情報サービスだけでなく、Instagramの攻略も必須になると話題を集めた。この新機能を企業はどう活用すべきか、SNSマーケティングを手掛けるテテマーチの松重秀平氏が解説する。


マーケ担当必見 インスタ「5つの新機能」をどう活用すべきか

 インスタグラムが次々と新しい機能を追加している。自社の商品・サービスの認知を広めたり、良さを伝えたりするためには、企業はこうした新機能をどう使えばいいのか。米国で先行している機能を含め、注目ポイントを専門家に聞いた。


MEO対策、3つのポイント 無料で数十万円分の広告コストに相当

 ワクチン接種が十分に広がり「コロナ後」が見えてくれば町に人出が戻ってくる。店舗への送客で大きな役割を果たすMEO(マップエンジン最適化)は、何から手を付ければいいのか。マーケティング支援のコンサルティング会社とベルリッツ・ジャパンのマーケ担当者にコツを聞いた。


SNSで生まれるUGCがカギに

インスタ経由の新規顧客が桁違い オイシックスの自然体UGC戦略

 「もう献立を考えなくていい」というキャッチコピーで、ミールキットなどのサブスクリプションサービス「Oisix」を展開するオイシックス・ラ・大地。オイシックスのある暮らしの風景をInstagram(インスタグラム)で広げているSNSマーケティングの核は「バズり」に頼らない自然さだという。


コーセーのUGC戦略 売上金額1位に貢献した独自のKPIとは?

 毎日違うネイルを楽しみたいという若者をターゲットにしたセルフネイルケア商品「ネイルホリック」シリーズを展開するコーセー。同社はアンバサダーを起用したUGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ=ユーザー生成コンテンツ)活用に力を入れる。6人のアンバサダーを通じてUGCを生み出し、それを自社アカウントにも転載することで、多角的に商品情報を伝える。それがマニキュア市場で売上金額1位という成果に貢献している。


ヤッホー流UGC活用術 “載せる写真を変えるだけ”でCVRが16%増

 UGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ=ユーザー生成コンテンツ)を活用することで、ECサイトの売り上げを高める。そんな取り組みに注力するのがクラフトビールメーカーのヤッホーブルーイング(以下、ヤッホー)(長野県軽井沢町)だ。ヤッホーはキャンペーンを通じて、よりブランドの世界観に合ったUGCの創出に力を入れてきた。商品の魅力が伝わるUGCを増やし、それをECサイトに載せることで購入を後押しする。