首都圏を中心に2度目の緊急事態宣言が出されてから、約2週間がたちました。編集部もリモートでの業務を続けており、これからも続くであろうテレワークを見据えて、私もついにちょっといい椅子を買いました。日経クロストレンドの記者が解説します。

(写真/Shutterstock)
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 首都圏を中心に2度目の緊急事態宣言が出されてから、約2週間がたちました。編集部もリモートでの業務を続けており、これからも続くであろうテレワークを見据えて、私もついにちょっといい椅子を買いました。

 予測ができない事態が続く中、クー・マーケティング・カンパニーの音部大輔氏は「今のうちに2020年どんな変化が起きたのか明確にしておくべき」だと説きます。そうすることで、次何をすべきか、何を達成すればよいのかが見えてくるといいます。

 かげこうじ事務所の鹿毛康司氏は、テクノロジー活用に迫られる中、「人と人との交わりによって築かれる目に見えない文化の欠落」を感じているといいます。効率化すべき部分と、手間をかけるべき部分がこのコロナ禍で少しずつ見えてきた気もします。

 日経クロストレンドでは、年末年始にかけてトップマーケターであるアドバイザリーボードメンバーに20年の総括と21年の展望を聞きました。ビジネスパーソンの方々には、ヒントになる内容が満載です。ぜひご覧ください。

音部氏が説く、新市場創造のため「コロナ禍の変化に目を向ける」


鹿毛氏が激白 コロナ禍で「愛が欠落し、文化が消費されている」


サントリー「伊右衛門」復活の真相 ストーリーからエピソードへ


コロナ禍で加速したDX

富永氏が考えるコロナの影響「変わってないことがはるかに多い」

 プリファード・ネットワークス執行役員CMO(最高マーケティング責任者)の富永朋信氏に、2020年の総括および21年の展望を話してもらった。コロナ禍で進化したと叫ばれるネットを介したコミュニケーションだが、富永氏は「手放しで賛成と言えない」と考える。その理由とは。


徳力氏「21年はリアルの再定義」 デジタル化が加速する今だから

 新型コロナウイルスの感染拡大が各界に大きな影響を及ぼした2020年。今回はアジャイルメディア・ネットワーク アンバサダー/ブロガーの徳力基彦氏に、混乱の中でデジタルコミュニケーションの重要性を直視せざるを得なかった20年の総括と、21年に取るべきデジタル施策の展望について聞いた。


今井氏「レコード会社は宝の山」 音楽はストリーミング時代へ!

 新型コロナウイルスの感染拡大で大きなダメージを受けた音楽市場。CDショップが臨時休業したりライブは中止になったりと、縮小を余儀なくされた。いまだ収束の兆しは見えないが、ポニーキャニオンデジタル戦略担当エグゼクティヴ・プロデューサーの今井一成氏は、コロナ禍で一気に加速した「ストリーミングサービス」に手応えを感じている。


機敏性を持って目まぐるしい変化に対応

一休社長「コロナ禍で3つの変化」 日本の観光資源が再発見へ

 コロナ禍で大きな打撃を受けた飲食や宿泊業界。それらの予約サイトを運営する一休社長の榊淳氏に、2020年の総括と21年の展望を聞いた。Go Toトラベルキャンペーンで宿泊業界は回復を遂げ、国内の観光資源を再発見するきっかけになったという。


西口氏「世の中は非連続」 コロナ禍でも伸びた企業の違いとは

 P&Gやロート製薬、ロクシタン、スマートニュースでマーケティング責任者、経営者としてブランドを育成してきたStrategy Partners代表取締役の西口一希氏。ビジネスコンサルタントや投資活動を行っている西口氏が、コロナ禍で成功した企業の特徴や2021年を乗り切るために必要なスキルを語った。


プロマーケターの金言

パワポまとめ「マーケターが肝に銘じたい10の名言」

 日経クロストレンドの記事から、マーケターとして肝に銘じておきたい名言を集めた。アドバイザリーボードメンバーの講演や、連載執筆者、マーケター・オブ・ザ・イヤーなどの記事から選んでいる。技術の進化・浸透が著しく、新型コロナ禍で社会環境が不安定な激変の時代だからこそ、マーケターとしては基本に立ち返ることを大切にしたい。(記事の末尾からパワーポイントファイルのダウンロードが可能です)


コロナ禍でも絶好調のKFC 敏腕CMOの「2層戦略」とは

 ファストフード業界で、好調を維持している日本ケンタッキー・フライド・チキン。その立役者である、マーケティング本部長 CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)の中嶋祐子氏が取ったのは、消費者に何度も選ばれるための「2層戦略」だった。大胆な発想の源泉と哲学を聞いた。


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