コロナ禍で急速にラジオリスナーが増えています。国内ネットラジオ最大手「radiko」の月間利用者数が2020年3月に急増し、1000万人が目前。企業のプロモーションやファン獲得手段としても有力な選択肢になってきているといいます。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。
コロナ禍で急速にラジオリスナーが増えています。国内ネットラジオ最大手「radiko」の月間利用者数が2020年3月に急増し、1000万人が目前。企業のプロモーションやファン獲得手段としても有力な選択肢になってきているといいます。
かくいう記者もリスナー兼ハガキ職人(実際はメール投稿ですが)。高校3年のとき、受験勉強に集中するため、家ではスマホを両親に預けていました。休憩中の唯一の娯楽がラジオ。TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」を聞きながら、数学や理科の過去問と戦っていました。受験に合格した際、同ラジオの掲示板に「合格しました!このラジオが励みになりました」といった投稿をしたのですが、その後、なんと逆電が! しかし、合格祝いに家族で外食を楽しんでいた私はそれに気づかず……。もし戻れるのであれば、あのときの私に肌身離さずスマホを持っておけと言いたいです。
日経クロストレンドでは、2020年6月からオンラインにてファンコミュニティー「クロトレ未来会議」を始めました。参加者限定のFacebookグループでの交流のほか、Zoomを使いオンライン上でざっくばらんな話し合いを月に1回開催しています。その会議の中で音声コンテンツをテーマに議論した際、多くの方が「ながら」でニュースなどを聞いていることを知りました。
日経クロストレンド、日経トレンディでは、短波放送「ラジオNIKKEI第1」で毎週月曜に30分番組を放送しています。こちらはクロストレンド内でも、アーカイブ配信を聞くことができますので、ぜひ通勤中や朝の支度中など「ながら聞き」してみてください。今後、さらに音声にも力を入れていけたらと考えています。

radiko会員は1000万人目前 今、企業がラジオに注目すべき理由


ラジオでファン獲得

『鬼滅の刃』ブームの裏に、アニメ化と計算尽くしのファン獲得策
革新的マーケターを選出する「マーケター・オブ・ザ・イヤー2020」。2人目は、『鬼滅の刃』ブームの火付け役となったアニメ化の仕掛け人、アニプレックス(東京・千代田)の高橋祐馬氏だ。その裏側には妥協を許さないクリエイティブ制作と綿密なプロモーション戦略があった。

2020年2月、講談師・六代目神田伯山が誕生した。ここ数年、「最もチケットが取れない講談師」として話題をさらい、衰退の道をたどっていた講談が再び脚光を浴びるようになった。ラジオやYouTubeを活用して新たなファンを増やす伯山に、ヒットの理由を聞いた。

ラジオ「安部礼司」奇跡のファンマーケ リスナー180万人を虜に
「あ、どうも。極めて平均的なサラリーマン。あ、安部礼司です」。主人公がこんな自己紹介をする異色のラジオドラマが、全国ネットで日曜17時から放送しているTOKYO FM「NISSAN あ、安部礼司 ~BEYOND THE AVERAGE~」だ。日曜の黄昏時にリスナー180万人が集結する人気番組で、イベントではファンが涙を流すと言われる。このラジオドラマがなぜ、これほどまで盛り上がったのか。その理由を探ると、新時代のコンテンツビジネスの在り方が見えてきた。
30分でトレンドを確認

編集部のトレンド・キーワード解説を音声で聞けるポッドャスト。番組前半の最新トレンドをチェックする「WEEKLY TREND KEYWORDS」では、サイクルオリンピックの自転車「Root One(ルートワン)」をピックアップ。番組後半は、半期に1度の恒例特集「2020年下半期 食品ブレイク大予測!」をお送りします。

編集部のトレンド・キーワード解説を音声で聞けるポッドャスト。番組前半の最新トレンドをチェックする「WEEKLY TREND KEYWORDS」では、キングジムのデジタルノート「フリーノ」をピックアップ。番組後半は、「アフターコロナの働き方&オフィス改革」と題してお送りします。
クロトレ未来会議の活動報告はこちらから

読者の中から募集した「クロトレ未来会議」のメンバーと編集部が、ざっくばらんに交流する「クロトレ未来会議@Zoom」を開催しました。オンライン開催3回目の様子をお届けします。

読者の中から募集した「クロトレ未来会議」のメンバーが気になった記事について、担当編集者が直接話して質問に答える新連載が始まりました。第1回は、めぐさんが挙げた「検証『Zoomマーケティング』の潜在力」について、副編集長のやまちゃん(山下)がお話しします。