文系ど真ん中の記者ですが、なぜかAI(人工知能)関連を担当させられることになり、勉強の毎日です。ただ、私と同じように知識がないにもかかわらず、いきなりマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)を遂行するためにAIを理解しなければいけなくなった、という方も多いのではないでしょうか。日経クロストレンドの記者が解説します。

(写真/Shutterstock)
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 文系ど真ん中の記者ですが、なぜかAI(人工知能)関連を担当させられることになり、勉強の毎日です。ただ、私と同じように知識がないにもかかわらず、いきなりマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)を遂行するためにAIを理解しなければいけなくなった、という方も多いのではないでしょうか。

 日経クロストレンドでAI関連の過去記事を検索してみると、実に多彩な領域でAIが活躍していることに驚きます。例えば、恋愛マッチングアプリの「Pairs」。男女の相性をAIがマッチングアルゴリズムを駆使して、最適の異性を探し出すというものです。わずか2枚の写真から体の各部位の寸法を高精度で推定するのが、「Bodygram」という身体採寸技術。すでにユニクロ、花王、エアウィーヴなどアパレル、ヘルスケア業界が採用しているAIです。

 B2Cの領域だけでなく、ビジネスパーソンの日常業務をアシストするB2B領域への導入も進んでいます。新型コロナウイルスの影響で、飛び込み営業はおろか、電話でアポイントを頼もうと思っても、そもそも窓口が不在で担当者までたどり着けない。こんな経験をした営業の方は多いのではないでしょうか。電話に代わる営業手段として主流になっている問い合わせフォームを使った営業ですが、このフォーム営業を一手に引き受けてくれるのがQuickWorkの「ダニエル」。1件のフォームを1秒で書き上げてくれるすご腕AI営業マンです。他にも、パッケージデザインや広報といったさまざまな分野で、すでにAIが活躍しています。

 もちろんマーケティング領域でもAIは不可欠です。AIのスペシャリスト集団・Laboro.AI代表取締役CEOの椎橋徹夫氏は、すでに「商品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、広告宣伝(Promotion)のいわゆる4Pで表されるマーケティングミックスの広い範囲や、オンライン、オフラインのオムニチャネル上で様々な試みが進められている。言ってみれば、AIによる変革『AIX(AIトランスフォーメーション)』に成功することが、マーケティングDXに先立って重要になっている」と説きます。

 AIを学ぶといっても、何もAIの仕組みからプログラミングまでを全部熟知しなければいけないわけではありません。必要なのはAIの専門知識よりも、「データを入力すると何が得られるか」「どんな成果が認められるか」といった「想像力」なのです。

 20年10月、「日経クロストレンドEXPO2020」内で、先進企業はディープラーニングを実際のビジネスにどう活用しているのか、などを専門家や導入企業などに語ってもらう「ディープラーニングビジネス活用アワード」をオンライン開催いたします。ディープラーニングは、AIの中でもとりわけ精度の向上が著しい分野。エンディングキーノートでは、日本ディープラーニング協会理事長で東京大学教授の松尾豊氏に講演していただきます。事前登録制(無料)ですので、ぜひ多数の方のご参加をお待ちしております。

「ディープラーニングビジネス活用アワード」の詳細はこちら

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マーケティングDXってどうやるの? 悩めるマーケターへのAI入門


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DX導入の要 AIとマーケティング領域をつなぐフレームを獲得せよ


B2Cや「新型コロナウイルス解析」でも活躍

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恋愛マッチングアプリ「Pairs」 AIの達人招き精度向上狙う

 月額課金型マッチングアプリ「Pairs」(ペアーズ)を運営するエウレカ(東京・港)に、一休の榊淳社長が“ディープラーニングの師”と仰ぐ人がいる。エウレカ執行役員Data Directorの奥村純氏だ。AIのスクールで奥村氏から学んだ榊氏が、“奥村先生”がエウレカに入社した経緯と、AIのこれからを聞いた。


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ユニクロや花王 全身写真2枚で非接触採寸できるAI採用

 体のサイズを細かく採寸できるAI(人工知能)の採用が、ユニクロ、花王、エアウィーヴなどアパレル、ヘルスケア業界で相次いでいる。各社が採用したのは「Bodygram」という身体採寸技術だ。わずか2枚の写真を基に、ディープラーニングによって蓄積した12万人のデータを参照して体の各部位の寸法を高精度で推定できる。


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新型コロナウイルスの構造を解析せよ “最強AI”が挑む最前線

 Google傘下のDeepMind社が開発したAI「AlphaFold(アルファフォールド)」が科学的発見に挑む特集の後編。AIがどのように複雑なタンパク質構造を予測していくのか、そのメカニズムを紹介していく。さらに、創薬などへの応用が期待される、新型コロナウイルス研究の最前線も取り上げる。


営業やパッケージデザインでも活用が進む

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スゴ腕AI営業マンの正体は? コロナ禍の利用検討企業は398%増

 新型コロナは企業の営業スタイルまで変えてしまった。飛び込みはおろか、テレアポ(テレホンアポイントメント)すらままならない今、新たな営業手段として注目されているのが、問い合わせフォームを使ったAI営業だ。2020年1月に誕生したスゴ腕営業マン「ダニエル」とは何者なのか。そこには、未来のAIと人間との協力関係の縮図があった。


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アサヒグループが開発 AIで“客観的な”パッケージをデザイン

 アサヒグループホールディングスは、AI(人工知能)を使ったパッケージデザイン生成システム「AIクリエーターシステム」を開発。ビールや飲料といった同グループの商品パッケージのデザイン過程に試験的に取り入れる。同システムを開発した狙いとその仕組みを聞いた。


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仕事が奪われる? ベテラン広報がAIと対決、勝負の行方は

 世の中には「AI(人工知能)が人間の仕事を奪う」といった論調が絶えません。かつて産業革命やインターネット革命が引き起こしたように、一部で衰退する仕事が出るのは否めません。では、広報の仕事はどうでしょうか。本記事の著者・鈴木正義さんは、“AIとの対決”を通してある結論に達しました。