2020年6月下旬、とあるキーワードが「Twitter」のトレンドに入りました。それは「物議のローソンPBデザイン」です。日経クロストレンドに掲載した「ネットで物議のローソンPBデザイン nendo佐藤氏に真意を聞いた」の見出しが元になっています。デザイナーやマーケティング担当者のみならず、一般の消費者までPBのデザインに強い関心を持っていることの裏付けと言えるでしょう。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。

 2020年6月下旬、とあるキーワードが「Twitter」のトレンドに入りました。それは「物議のローソンPBデザイン」です。日経クロストレンドに掲載した「ネットで物議のローソンPBデザイン nendo佐藤氏に真意を聞いた」の見出しが元になっています。デザイナーやマーケティング担当者のみならず、一般の消費者までPBのデザインに強い関心を持っていることの裏付けと言えるでしょう。

 セブン-イレブン・ジャパンが「セブンプレミアム」で高品質なPBを打ち出し始めてから、PBに対する印象は大きく変わりました。それまでの安かろう悪かろうから、安くて高品質というイメージに変わり、消費者に受け入れられたことで生活に浸透しました。PBは小売り店にとって欠かせない戦略商品に成長しました。

 ここ最近のPBの成功例はワークマンでしょう。同社のPB「ワークマンプラス」は18年9月に東京都立川市の大型商業施設「ららぽーと立川立飛」に最初の店舗を開設後、目を見張る速度で成長。今では「ポストユニクロ」とささやかれるまでに成長しました。

 ネット小売りもPBを強化しています。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ヒット商品を生み出したのがZOZOです。新型コロナウイルスの感染以降、Web会議システム「Zoom」の利用が広がりました。Zoomにはグリーンバックに静止画を投影できる「バーチャル背景」機能が備わっています。これを商品に取り入れ、緑一色のTシャツ「ZOZO GREENBACK TEE」を発売。このTシャツを着てZoomを利用すると、Tシャツに好きな柄を投影できるようになります。この“Zoom映え”がSNSで話題になり、初回生産分は発売初日に完売。追加分も1週間で完売しました。

 魅力的なPBが小売り店から生まれている一方で、ナショナルブランドを展開するメーカーにとっては頭痛の種となっています。スニーカーのD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)ブランドを展開する米オールバーズ創業者のジョーイ・ズウィリンガー氏は「Dear Mr. Bezos,」と題した記事をブログで公開。Bezosはアマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)を指しています。

 ブログでは、アマゾンがオールバーズの製品と類似したスニーカーを販売し始めたことに対して、「類似商品を販売されるのは光栄だが、環境に優しい素材まで真似してほしい」と苦言を呈しました。小売り店は、豊富な購買データから顧客のニーズが把握しやすい。そのため、売れ筋商品の類似品をPBとして発売するというケースは少なくありません。小売り店によるPB強化、そしてメーカーによるPBとの差異化競争はますますヒートアップしていきそうです。

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ネットで物議のローソンPBデザイン nendo佐藤氏に真意を聞いた


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登場! 生鮮版Amazon Go(上)本気の価格とPB戦略


高付加価値化が進むPB

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アパレル界で旋風を起こすワークマンプラス 生みの親が語る岐路

 日経クロストレンドと日経トレンディが革新的マーケターを選出する「マーケター・オブ・ザ・イヤー2019」。その1人目が、新業態「ワークマンプラス」を生んだワークマンの土屋哲雄氏。作業服専門店のイメージを大転換し、高機能&低価格のアウトドア・スポーツウエアを武器に新市場を創造した点を評価し、選出した。


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イオンが「添加物不使用総菜」 “引き算”でPBを高付加価値化

 1990年代から「トップバリュ」の名称で食品や日用品などのPB商品を数多く扱っているイオン。そのイオンがここ数年強化しているのが、合成着色料、合成保存料、防カビ剤など109種類の添加物不使用をうたうシリーズ「トップバリュ グリーンアイフリーフロム(以下、フリーフロム)」だ。


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OisixがPB強化 売り上げ50%増、パッケージ刷新の勘所

 安心安全な食品を「Oisix(おいしっくす)」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」でネットやカタログ宅配で販売するオイシックス・ラ・大地。最近はPB商品を強化し、パッケージデザイン開発に力を入れている。同社のアートディレクターに、デザイン開発の実際について聞いた。


ネット企業もPB強化

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オンライン会議で話題独占 ZOZOの「バーチャルTシャツ」が完売

 新型コロナ禍で利用頻度が高まるビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」。Zoomはグリーンバックを使って背景を自由に変更できるのも人気の要因だ。そこでアパレルEC大手の「ZOZOTOWN」が、グリーンバック代わりになる緑色のTシャツを発売。好きな柄をシャツに投影できるようにした。


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アスクル、LOHACO事業で今秋に新PB投入 収益改善狙う

 アスクルはBtoC向けのLOHACO事業で、今秋にも新しいプライベートブランド(PB)を立ち上げる方針を明らかにした。新PBも含めて同事業で扱う独自製品を増やし、今後の収益改善につなげる。


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初公開「アマゾンPB」売れ筋商品ランキング 食品分野が急成長

 アマゾンジャパンがPB(プライベートブランド)戦略を強化している。パソコン・周辺機器を中心に展開してきたが、2018年に食品分野が急成長した。ECデータ事業Nint(東京・新宿)のデータを基に、売れ筋商品をランキング化。データを基にアマゾンのPB戦略を解き明かしていく。