新型コロナウイルスの影響で、相次いでイベントが中止や延期を余儀なくされた2020年2月、Twitterで「#エアMMXX」がトレンド入りしたことをご存じでしょうか? 日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。

(写真/Shutterstock)
(写真/Shutterstock)

 これは人気ロックバンドL'Arc~en~Cielが8年ぶりに予定していた全国ツアー「ARENA TOUR MMXX」が中止され、それを受けてファンが作ったハッシュタグです。中止が発表された20年2月26日、「#エアMMXX で盛り上がろう」といった趣旨のツイートがファンを中心に広がりました。

 公演初日だった2月28日、朝から「会場である横浜アリーナへ向かっている」「グッズ売り場が混み合っている」といった、本当にライブ会場へ足を運んでいるかのようなツイートがわんさか投稿されました。ライブ開始予定時刻の2時間前には、メンバーのHydeさんがタグを付け「リハなう」とつぶやき、まさかのご本人登場に盛り上がりは加速しました。カメラマンなどのスタッフも“エア準備”を始めたかと思うと、“エアライブ”もスタート。Hydeさんは数枚のライブ写真をアップ、そして公演終了時刻の21時すぎには「この後は一緒に打ち上げしましょう!」とのツイートがあり、前代未聞のエアライブは終了しました。

 中止になったはずのイベントが、これほどまで盛り上がることが今まであったでしょうか? ファンの結束力に加えて、臨機応変に対応したメンバーやスタッフの力によるものでしょう。

 筆者は邦楽ロックが大好きな“ライブキッズ”です。L'Arc~en~Cielのチケットとなれば当選倍率は非常に高く、抽選に外れるのは日常茶飯事。ようやく手に入れたプラチナチケットにもかかわらず、ライブが延期になったファンの心情は容易に想像がつきます。「何のために頑張ってきたのか」「私のせっかくのご褒美が……」――。気持ちが痛いほど分かります。史上最大のエアライブは、ファンに愛され続けたバンドだからこそ成立したのだと思います。

 ではファンに愛されるためには、SNSをどのように活用すべきなのでしょうか。SNSを使ったマーケティングの興味深い事例を紹介します。

ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

「まじでこの世のすべてのタピオカ好きに…」 SNSでバズる極意


ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

元HKT48指原莉乃のヒット商品開発 SNSマーケでカラコン50万箱


ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

実はSNSきっかけの来館が多い森美術館 「中の人」が明かす実態


若者世代の流行はSNS上にあり

ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

若者にバカ受け「インスタ・アート」の世界 広告活用も続々

 若者研究の第一人者・原田曜平氏が主催する、高校生・大学生のプレゼン大会で挙がった今どきの商品やサービスから若者ヒットの理由を探る本連載。今回は、Instagramの短尺動画機能「ストーリーズ」で、優れた広告のような完成度の高い画像や動画を定期的に発信し、多くの若者を魅了している謎のインスタグラマー「せとりょう」に迫る。


ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

予約殺到の「睡眠用うどん」 マーケティングは「むしろ邪魔!」

 若者研究の第一人者・原田曜平氏が主催する、高校生・大学生のプレゼン大会で挙がった今どきの商品から若者ヒットの理由を探る本連載。今回は、頭のもみほぐし専門店「悟空のきもち」の運営会社・ゴールデンフィールドが企画・開発し、予約が殺到している「睡眠用うどん」を取り上げる。見た目がまさに“ざるうどん”のような掛け布団。この斬新な寝具が、なぜ大ヒットしているのか?


ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

新型コロナでも元気? インスタでお祝いする女子高生の実態

 SNS内のコンテンツがテキスト中心のものから動画へと移行し、女子高校生はアプリを使いこなして動画を作成している。特に誕生日や卒業式などの記念日には、手作り動画をInstagramに投稿してお祝いし合う。今回はそんな女子高生の実態をリポートする。


話題を呼ぶTwitterの「中の人」

ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

タニタTwitter「中の人」前史 ニコ動担当でつかんだウケるツボ

 企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。東急ハンズ、井村屋、セガ、キングジム、タカラトミーに続いて登場するのは、体組成計メーカーにして食堂やカフェも展開するタニタ。「フリーダム過ぎる」ともいわれるTwitter運用の秘訣に迫る。


ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

キングジム「中の人」がTwitterでアスキーアートを始めた理由

 企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。東急ハンズ、井村屋、セガグループに続いて登場するのはキングジム。オフィス向けのファイルの他、「テプラ」や「ポメラ」などユニークな文具の開発で知られるキングジムは、公式Twitterアカウントもまたひときわユニーク。その運用の秘訣に迫る。


ラルクも胸熱“エアライブ” 「SNSファン・マーケティング」が分かるまとめ記事(画像)

「24時間嘘マラソン」のヒットで手応え タカラトミー「中の人」

 企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。東急ハンズ、井村屋、セガ、キングジムに続いて登場するのは、トミカ、プラレール、リカちゃんなどのおもちゃの製造・販売で知られるタカラトミー。玩具メーカーならではの遊び心あふれるTwitter運用の秘訣に迫る。