米ラスベガスで毎年開かれている世界最大のデジタル技術見本市「CES」。2020年も、さまざまな製品・サービスで大いに話題を集めました。日経クロストレンドも、「次のヒット」につながりそうな技術トレンドを発掘するために、記者を派遣。消費マーケティング専門媒体ならではの視点で現地からリポートしました。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。
2020年のCESで目にした、マーケターならぜひ押さえておきたい最新トレンドをまとめてご紹介します。

トヨタが静岡に「つながる街」 豊田社長が語る未来都市【CES2020】

ソニーがクルマ? 自動運転へ試作車を開発していた【CES2020】

P&Gのパンパースが超進化 「スマート紙おむつ」?【CES2020】
注目集めた「日の丸テクノロジー」

日本の電動バイク「X-SCOOTER」に勝機 海外では「クール」?【CES2020】
日本から電動バイクを持ち込んだスタートアップがいる。glafit(グラフィット、和歌山市)だ。初出展でつかんだのは、厳しい安全基準を満たした日本製だからこそ、海外で戦えるという確かな手ごたえだった。

日の丸ドローンがテークオフ 究極の精度で自律飛行に成功【CES2020】
アプリでワンタップするだけでスムーズに飛び立ち、自動で地図を作製しながら障害物を巧みによけて自律飛行する画期的なドローン(小型無人機)システムを、日本のスタートアップ「ブルーイノベーション」(東京・文京)が開発した。京セラとの協業も発表し、世界展開を見据えてテークオフした。

オムロン「卓球ロボット」第6世代へ スクエニとAI研究【CES2020】
立ち見が絶えないブースがあった。オムロンだ。注目の的は、卓球ロボット「PORPHEOS(フォルフェウス)」。最新のAI(人工知能)を搭載した第6世代を、世界初公開した。人とマシンの真剣勝負を越え、感情をも読み解けるほど進化していた。
次世代ヘルスケアはこうなる

アシックスがスマートシューズ参戦 歩き方が変わる?【CES2020】
「CES」にアシックスが初めてブースを構えた。発表したのは「スマートシューズ」のプロトタイプ。2020年内に発売し、テクノロジーの力で歩き方、走り方を変えるのだという。

「赤ちゃんはなぜ泣くのか」日本発ベビーテックの挑戦【CES2020】
赤ちゃんはなぜ泣いているのか。古今東西、親なら誰もが抱いてきた謎にテクノロジーで答えを導き出したのが、ファーストアセント(東京・中央)。「CES」にJ-Startupの一角として出展。日本発ベビーテックが、世界の共感を呼んだ。

健康改善で保険料減 SOMPOひまわりが指南アプリ【CES2020】
SOMPOひまわり生命保険は2020年1月7日、「CES」の会場で個別のアドバイスの提供で健康増進を図るアプリを発表した。米国とイスラエルのスタートアップと提携し、認知症の傾向とストレス度合いを測定するアプリを2020年中に投入する。新型保険とセットで提供し、健康状態が改善すると保険料を節約できるという。
食の世界でもイノベーション

牛に続き豚の代用肉を発表、インポッシブルが中国に的【CES2020】
豆類などを利用する代用肉の米インポッシブル・フーズは2019年1月6日、豚肉風味の製品を開発したことを明らかにした。豚のひき肉を材料とする料理に適用できる。「CES」の会場で記者会見を開き、同時に代用肉のソーセージも発表した。

日本発「抹茶マシン」が世界デビュー イメージは禅【CES2020】
創業から1年足らず。日本のスタートアップが抹茶で世界に羽ばたいた。「CES」初出展ながら大賞に準じるイノベーション賞を射止めたのは「抹茶マシン」だった。