デジタルとリアルの新しい関係に再び関心が集まっています。かつてはO2O(オンライン・トゥ・オフライン)あるいはオムニチャネルと言われていたが、最近では「デジタルツイン」というキーワードで両者の関係性を進化させようと試みる企業が相次いでいます。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。

(写真/Shutterstock)
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 デジタルとリアルの新しい関係に再び関心が集まっている。かつてはO2O(オンライン・トゥ・オフライン)あるいはオムニチャネルと言われていたが、最近では「デジタルツイン」というキーワードで両者の関係性を進化させようと試みる企業が相次いでいる。今年ベストセラーになった書籍『アフターデジタル』では、サブタイトルに「オフラインのない時代に生きる」とうたっている。要は今、デジタル社会とリアル社会が以前にも増して接近しており、そこに新しいビジネスが芽生えているとの認識を持つのが正しいというわけだ。

 ちなみにデジタルツインは、リアル社会に存在する物や人、そして事などをデジタルデータ化してサイバー空間で同じ世界をもう1つ作ることを指す。例えばヤフーは、リアル社会のガソリン価格をドライブレコーダーで録画して、それをデジタル地図上に表記する実験を実施している。デジタルツインにまつわるいくつかの事例を紹介しよう。

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