企業が自社の商品を訴求する場合、テレビCMやアンテナショップを立ち上げたりします。それなりのまとまった資金が必要になるこれらの方法に対して、比較的低予算で大きな効果を上げられる方法として「パッケージ」や「プロダクト」のデザインがあります。魅力的なデザインであれば、それを見た消費者が自らインスタグラムなどのSNSに投稿してくれます。自社で広告を出さなくても、短期間で認知を拡大できるわけです。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。

 企業が自社の商品を訴求する場合、テレビCMを打ったり、人気スポットにアンテナショップを立ち上げたりします。それなりのまとまった資金が必要になるこれらの方法は、中堅・中小企業はそう簡単に実施できないのが現状でしょう。

 それに対して、比較的低予算で大きな効果を上げられる方法として「パッケージ」や「プロダクト」のデザインがあります。魅力的なデザインであれば、それを見た消費者が自らインスタグラムなどのSNSに投稿してくれます。自社で広告を出さなくても、短期間で認知を拡大できるわけです。

 またデザインには、売り場で消費者を立ち止まらせて手に取らせる効果もあります。個性的なデザインは、商品のコンセプトやものづくりの思想を購買ターゲット層に瞬時に伝え、商品や企業のブランド力を高める役割も果たします。

 つまり資金の乏しい中堅・中小企業にとってこそ、デザインは有効な武器なのです。実際、デザインの価値を認識していち早く導入し、成功する例が増えているようです。

 消費マーケティングの専門ネットメディア「日経クロストレンド」ならではの視点で、デザインを活用することで新規事業の立ち上げを成功させた例や、経営危機から復活した例など、中堅・中小企業にとって参考になる至極の記事9本を紹介します。

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