オープンイノベーションが注目されています。大企業や大学、自治体、ベンチャーなど異業種、異分野のプレーヤーが持っている技術やノウハウ、アイデア、データなどを互いに組み合わせる取り組みが活発です。無論、今までにない製品やサービス、ビジネスモデルの開発につなげることが狙いです。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。
オープンイノベーションが注目されています。大企業や大学、自治体、ベンチャーなど異業種、異分野のプレーヤーが持っている技術やノウハウ、アイデア、データなどを互いに組み合わせる取り組みが活発です。無論、今までにない製品やサービス、ビジネスモデルの開発につなげることが狙いです。
既に多くの企業が取り組んでいますが、企業間の思惑などが壁となって、うまく進まないことも多いのが現実です。どうすれば成功するのか、先行事例などから読み解いてみましょう。
例えば、花王は、製品化前の技術公開に初めて踏み切りました。狙いは他の企業や大学を巻き込んだオープンイノベーションを推進し、技術の応用を加速させることにあります。また、ソニーも、社内外のクリエイターとの連携を重視したユニークな取り組みを行っています。
日々変化する世界で、テクノロジーを軸に企業がイノベーションを実現するには何が必要か。参考になる記事を紹介します。



好調ソニーを導く門外不出の冊子 「オープン化」で新しいモノ作り
気になる会社は何位? イノベーション企業番付

キーエンス、トヨタ、LINEがベスト3 イノベーション企業番付
日本を代表するイノベーション企業トップ3は、キーエンス、トヨタ自動車、LINE――。「日経クロストレンド」は、過去3年の決算データと個人投資家アンケートから、イノベーションによって業績を伸ばしている優れた企業「イノベーション300」を選出した。上位企業の特徴について解説する。

JR東海、AGC、ミスミ イノベーションに結び付く企業DNA
「イノベーション300」にランクインした企業の中には、ソフトやサービスの変革で、さまざまな成果を生んでいる例もある。今回はJR東海、AGC、ミスミの事例でイノベーションに迫る。新たなことに挑戦する企業姿勢は各社のDNAに依存しているようだ。

日経クロストレンドが独自に行った調査「イノベーション300」を解説する本特集。最終回は、業界別にランキングの傾向をみていく。イノベーティブな企業が比較的多いのはどの業界か? ライバル企業対決はどちらに軍配が上がったのか? また300社ランキングを一挙に公開する。
組織を変えるには

漫画『キングダム』が、経営やリーダーシップを学ぶ目的で、スタートアップの経営者らに広く読まれている。第1回に引き続き、同漫画を「世界の経営学に通ずる」と評する経営学者・入山章栄氏が、ビジネス目線で見た読みどころを分析する。

アマゾン、AI、5G… イノベーションは新規事業開発にあらず
ネット書店だった米アマゾンがAI(人工知能)分野のリーダーに変貌するなどテクノロジーを軸に日々変化する世界で、日本企業がイノベーションを実現するには何が必要か。デジタル時代に対応したイノベーション実現のノウハウを、先進企業事例と識者インタビューから探る。

ソニーのオープンイノベーションの中核となっているのは、2014年に始まった新規事業の支援事業「SAP(シード・アクセラレーション・プログラム)」だ。18年からは外部連携を本格化。第1号案件の相手として京セラを選んだ。