VR(仮想現実)を活用したサービスといえば、ゲームを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。2016年には、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が「PlayStation VR」を発売するなど、同年は“VR元年”と呼ばれました。しかし、その後一般化には至らず、「VRブームは去った」という声も聞かれます。だが実は、VRをはじめとした仮想空間関連のサービスは着実に増え、大きなうねりとなり広がりを見せています。日経クロストレンドの記者が新トレンドを解説します。

(写真/Shutterstock)
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 VR(仮想現実)を活用したサービスといえば、ゲームを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。2016年には、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が「PlayStation VR」を発売するなど、同年は“VR元年”と呼ばれました。しかし、その後一般化には至らず、「VRブームは去った」という声も聞かれます。

 だが実は、VRをはじめとした仮想空間関連のサービスは着実に増え、大きなうねりとなり広がりを見せています。

 17年ごろから急速に認知度を高めているのが、「Vチューバー」。アバターをまとって配信する仮想のキャラクターは既に、1万体(人)近いといわれています。仮想空間内でのVチューバーのライブコンサートには、全世界から数万人が“来場”。18年には仮想空間内でアバターをまとって参加する展示即売会が誕生し、仮想空間での新たな消費行動を見据え、セブン&アイ・ホールディングスなどの大手企業も参入を始めています。また、電通なども、広告やマーケティングの新たな市場として仮想空間に着目しています。

 誰もがアバターをまとって仮想空間で自在に歩き回る――。全世界2000万部超の売り上げを誇るライトノベル発の『ソードアート・オンライン(SAO)』や、18年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督作品「レディ・プレイヤー1」などで描かれたSF的な未来は、意外にすぐそこに迫っています。実は仮想空間で活動をする「VR市民」が既にあなたの隣にいるかもしれません。

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ビジネスでの活用進む

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演芸場やレストランがお化け屋敷に 「VRホラー」の多角展開

 名古屋の商店街・大須にある大須演芸場。ビートたけしや明石家さんまも出演したことがあるというこの演芸場は1965年から寄席を上演してきた。一度閉館したが、2015年に復活。現在も毎月1日から7日、定席寄席が行われる他、貸しホールとしてもさまざまなイベントが開かれている。


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電通がVR施設を限定オープン VRは動画に代わる広告になるか

 電通が、VRを利用した広告ビジネスやコンテンツビジネスの拡大に積極的に取り組み始めた。2019年5月23~6月3日まで、VR開発会社の米Survios(サビオス)と協力し、東京ミッドタウン日比谷にVR施設を限定オープン。利用者の反応から活用法を模索する。実際体験して見えた可能性と課題とは?


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VTuberが東名阪で同時生ライブへ 前売り券は即日完売

 東名阪の3会場をリアルタイムで結んだバーチャルYouTuber(VTuber)ライブが、2019年7月15日に実施される。VTuberは増加の一途をたどるが、同日、同時刻に複数の会場で公演するのは国内初。ベンチャーのバルス(東京・千代田)が演出を手がけ、前売りチケットは即日完売した。


VR機器も続々登場

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仮想空間を動き回れるVRゴーグル 両手を使うゲームも快適

 スマホやパソコンなどをつながずに単体で使えるVRゴーグルとしては、2万円台と格安なことで人気を集めた「Oculus Go」。その発売から約1年かけて大幅な機能向上を果たした上位機「Oculus Quest」が発売された。


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KDDIと組んだVR眼鏡スタートアップ「nreal」創業者に直撃

 2019年6月26日から中国・上海で開催されたモバイル通信の見本市「MWC上海」の現地リポート3回目。会場には世界的なメーカーや大手通信キャリアだけでなく、スタートアップ企業も多数出展していた。VR眼鏡や通信機能付き美顔器など、5G時代を見据えた斬新なデバイスを紹介する。


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VR/AR活用製品がSXSWで目白押し 感情を可視化するデバイスも

 2019年3月8~17日、米テキサス州オースチンで開催された「SXSW 2019」。Music/Film/Interactive/Comedyが融合した10日間のフェスティバルだ。世界中の注目を集めるこのイベントの中でも存在感が大きかった「Accenture Interactive House」をリポートする